2014年11月07日
陣馬山から富士山を
11月3日 どうしても富士山が見たい。 しかし明日は仕事だ!
今日は富士山を見るためだけに、山へ行くのだ。 明日は仕事をしなければならないので、あまりに長い時間は歩けない。 ということで、短時間で山頂まで登れるところで、なるべくならバスではなく車で近くまで行ける、和田峠から陣馬山に決める。

和田峠は車が置けないようで、いくら探してもスペースはない。 「ここだ」、と思っても、そこには「有料」の看板がある。 あらゆるスペースにあるのだ。 しかし、もしかすると、日の出を見れる時間に駐車して、山頂を往復すれば無料になるかもしれない。 それは峠の茶屋が7時をすぎないとあかないからである。 インチキするな~

急な階段の山路を選んで登る。 路の紅葉はほとんど終了しており、陽の光に輝くわずかな紅葉を楽しむ。 植林と自然林の境目を歩き、ずっとずっと階段を歩く。 光の当たる木々と光の届かない青い葉の間を野鳥が飛び交う。 デジカメで狙ったが難しい。 たったの20分ほどの距離で、へとへとになってしまった。 山頂に到達する。

山頂からの眺めは、どの方向も絶景である。 3組しかいない山頂も好ましく、陣馬山山頂の一番上にある茶屋のおやじも好ましい。 光の当たり温かくなり始めた平野は雲、霞がかかり、山影の風景がよい。 東京湾の色が良いと親父は言うが、写真に色は写らなかった。

富士山は、殆ど全体が見えていた。 時間が遅いせいもあり、影がなく平べったい富士山に見えることは、少し残念であったが、富士山を見たいという気持ちは満足できた。 やっぱり富士山は良い。 ここからは富士山の足元までは見えないが、裾野の形が感じられれば良いのだ。

陣馬山の一番上には白い馬の像がある。 陣馬と白馬の関係は分からないが、こんな山頂は他にないだろうと、妙な感じとともに嬉しくなる心もある。 山ガールも写真をしきりにとって、シャッターを茶屋のおやじに押してもらっていた。 おやじも好きそうで、馬と彼女を4~5枚は写したのではなかろうか。 私が押せばよかったと後悔しながら、ちょっと下がったところで山歩きの話をしたことで、良しとしよう。

富士山を見える感じで写す。 家人に言わせると、「駄目!」、カッコつけても。 見える風景でなく、見ている感覚で写せという。 なんだか意味が分からないが、私の構図はこのくらいが精いっぱいなのだ。 でも、富士山は良い。 どんな角度からでも、どこから見ても、富士山は良い。

茶屋のおやじは人懐っこく、「あんたたちはいい時間に上がってきた」、と東京湾方面の景色を盛んに宣伝する。 その後は、私の持っていたカメラに興味があると写真機の話を皮切りに、最後は老後の話まで、まぁ長い間話し込んだ。 その間見ていた東京湾方面は、実に幻想的で、あらためて「来てよかった」と思う風景であった。

西側の山は、近くはくっきりしており、写真には好都合である。 富士山の見える光景は非常に良く大好きなのだが、近くの青い山も秋の色に見えて、こっちの風景もよい。 おそらく八ヶ岳の方面も見えていただろうが、私の目はそこまで届いていない。

あまり秋の風景、紅葉がなかったので、わずかな紅葉も欲張って写す。 自分では普通、と思いながらも、何とか薄を入れてとか、奥多摩の山々も入れてとか、工夫した。 気持ちが景色ではなく、写真に向かっていたようで、「いい景色だ」、という印象がない。 高尾山の方に紅葉を求めて向かいたいと少しは考えたが、今日は用事を言いつかっており、さらに明日は仕事なのだ。

茶屋のおやじが、「下に真っ赤な紅葉があり、それを入れて富士山を写すとよい」、と云ったが、真っ赤な紅葉は日陰で写らず、陽の当たる黄葉は剪定されておりカッコ悪い。 この辺りで時間となり、急いで下山した。
よかった、今日は良かった。 とにかく富士山が見られて良かった。 紅葉のある山からの富士山も見てみたい。

夜の10時ころ北海道から帰ってきました。 写真はほとんど撮っていないので、ブログにアップできるかはわかりません。 今から書く陣馬山を優先します。











よかった、今日は良かった。 とにかく富士山が見られて良かった。 紅葉のある山からの富士山も見てみたい。

Posted by tenkara1nen at 00:40│Comments(0)
│山歩き