ナチュログ管理画面 淡水釣り 淡水釣り 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2014年04月30日

 後山川の散歩

 4月29日 後山川へ釣りに行った。 いやはや、釣りにならず散歩に行ったと思うしかなった。 そして・・・

後山川
 林道ゲートあたりには車が2台しかない。 後山川としては、非常に少ない車の数である。 この時間であればいつも、三条の湯に浸かって雲取山へ登る人と釣り人の車でいっぱいなのだが、今日の午後から天候が崩れる予報なので、若干の釣り人しか動いていないのだ。 その中に私も含まれる。 こうなると、先行する2組の釣り人がどこへ入ったが重要となる。 釣り人が多ければ、最初から諦めて入渓するが、少ない人数なのにかち合ってしまったら、期待した分だけ落ち込みも大きくなる。 すぐ入る?本川に入る?少し歩いて支流へ?
 I cannot make up my mind

林道の緑
 新緑の季節になる中を歩く。 薄曇りで気温は14℃、熱くもなく寒くもない。 野鳥の声も多く、林道は歩いているだけで気持ち良い。 その気持ち良さが、結局2km以上も私を歩かせる。 入渓は前回来た場所で、雪で思うような釣りができなかったところであり、今日再度挑戦である。 あとは、先行者がここを選んでいないことを願うのみである。
 Pray to God for help

谷の流れ
 入渓地点は期待通りに雪がなくなって、元の流れが見えていた。 水は平常時に戻り、透明度だけが高くなっているように見えた。 雪は降っているとき音を消し、積もれば余計なものを消してくれ、融ければ水の透明度を上げ流れ落ちる。 魚の潜む場所はたくさんあると思え、振り込みに力と期待がこもり、テンカラ竿を振り回す音が谷に響く。 しかし、いると思ったところからは反応はなく、何度振り込んでも姿さえも見えない。 時々邪魔になる倒木はあるが、それより魚が出てこないことが問題である。
 Nothing !

山吹
 あまりにも反応がないので、先行者がいるのではという考えがよぎる。 山吹も咲き始める季節にもかかわらず、相変わらず反応はなく、影も形も、魚の「さ」の字も現れない。 そのうち、先行者は絶対いる、と思い始める。 思わずにはいられないのである。 そして、とうとう石の上に足跡を発見したのである。 餌釣り、ルアー、はたまたフライフィッシャー、まさかテンカラ、いずれにしてもフェルト底の靴である。 足跡発見のニュースは、別の場所へ移るか、ここで釣りを中止するか、私を十分に迷わせた。 そして、ルアーマンが林道を降りてきたのである。
 I cannot continue fishing

流れ
 やっとこの流れから上がることを決めた。 本川へ戻り、もう一度入渓するというものである。 この谷最後の場所をカメラに収めて・・・ 「ん?」 レンズキャップの感触がないのである。 カメラに目を向けると、なんとレンズキャップがないのである。 呆然としながらも、暫し辺りを検索する。 「ない、ないよ~」 釣れない、先行者がいる、その上レンズキャップの紛失である。 竿を仕舞って、直前の撮影場所からここまで、足元に注意しながら往復した。 発見できなかった。
 Greate ! Carelessness !

桜と芽吹き
 釣りは終了とした。 気分が乗らない。 気分を切り替えよう。 後山林道に戻り溜息と深呼吸をして、レンズを望遠に交換する。 林道から見える山の緑を愛で、鳴き声の綺麗な野鳥を探し、写真を撮りながら道をトボトボ下る。 淡い新緑に心をあらわれて、先ほどまでの気落ちした心を癒す・・・  でも、私の肩は落ちていたであろう。 今日は釣りに来たのではない、今日は後山を散歩しに来たのだ。 レンズキャップは、私のカメラの扱いに教訓を与えてくれたのだ。 どう思い込もうとしても、やっぱり心は落ち着かない。
 I trudge Ushiroyama-forest-road





このブログの人気記事
キャンプの中の釣り
キャンプの中の釣り

2021年丹波川解禁
2021年丹波川解禁

2021年渓流開幕戦
2021年渓流開幕戦

歩いて岩魚に合う
歩いて岩魚に合う

岩魚が生き返った
岩魚が生き返った

同じカテゴリー(後山川)の記事画像
山女の楽しさもう一度
苦しく楽しい釣り
超人気の後山川へ
私には丁度良い水量でも
出たぞ!尺岩魚
滝の上は無理だ
同じカテゴリー(後山川)の記事
 山女の楽しさもう一度 (2025-03-30 18:00)
 苦しく楽しい釣り (2025-03-25 18:00)
 超人気の後山川へ (2024-09-23 18:00)
 私には丁度良い水量でも (2024-09-19 18:00)
 出たぞ!尺岩魚 (2024-08-13 18:00)
 滝の上は無理だ (2024-07-09 18:00)

この記事へのコメント
ご無沙汰しています。
此処に入ったんだ・・・ 次は何処へ・・・などと拝見させてもらっています。

稀には、ついてない日もありますね。
でも この時期、木々の芽生えに春を迎えた花々、さえずる鳥達に…と。
心 癒されますね。
Posted by 杣女爺 at 2014年05月01日 05:54
お久しぶりです。 杣女爺さん

私の入るところは易しいところだけですよ。 杣女爺さんの行かれるような処へはいけません。 テンカラ庵をうらやましく思っているところです。

それにしても、今年はなんだか釣れません。 私の気持ちの問題でしょうかね~ それとも、本当にまだ少ないのでしょうか。

今度は秩父へも行きたいですね~ (行けるかどうか)

暇なときには、またお立ち寄りください。
Posted by tenkara1nentenkara1nen at 2014年05月01日 20:12
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
後山川の散歩
    コメント(2)