2014年04月20日
雲の中の一之瀬川
4月19日 今年初めての一之瀬川に釣りに行った。 天候は良くない。 釣果もよくない。 しかしいい景色であった。

「一杯飲みましょう」 と誘われて、前日飲んだものだから体調が悪い。 腹が下っており、頭もいたい。 それでも5時半に目が覚めたもんで、薬を飲んで車に乗った。 飲んだ薬をもらったときは、直後の運転は 「駄目だ」 と云われたが、漢方薬だからと構わず西へ向かう。 天気が良くなくて、明日は雨になるかもしれないと天気予報が知らせるので、雨が降らないうちに、今年まだ行ったことのない川へ行くのだ。

霧雨である。 底冷えする寒さである。 しかし国道の温度計は8℃で、あまり寒くないと云っている。 泉水谷の支流に入ろうと、林道に入ると車の数が多すぎて、駐車スペースがない。 この台数であれば、私がどこへ入っても先行者がいるに違いない。 すぐに車を回転させて、もっと上流を目指す。 多摩川の水干から流れ落ち、一之瀬集落を貫き、高橋川と合流し丹波川と名前を変える一之瀬川である。

一之瀬林道に入ると、あの大雪の爪痕があちらこちらに残っていた。 林道の狭い道がより一層狭くなって、走りづらいことこの上ない。 石楠花橋のあたりから本川を釣り上ろうと思ったが車がある。 集落内から二之瀬を釣り上ろうと思ったが車がある。 これ以上は我慢が出来ないので、二之瀬橋に車を止めて、橋の下を探ることにした。 この辺りは、雲の中で流れもよく見えない。

淵には魚影があるが、なかなか浮いてはこない。 黒い胴に黒い毛を巻いた逆さ毛鉤には、まったく反応しないようだった。 浅瀬にもいたが、結局流れてくる毛鉤は避けられてしまう。 「忘れていた~」 一之瀬川は以前から、黒い毛バリはあまり有効ではないのだ! すぐに、白っぽい胴に白い毛を付けた逆さ毛鉤に変更し、橋の下の最後の場所に振り込む。 毛鉤を引き摺り込む心地よい引きだ。

21cmのアマゴであった。 このアマゴは虹鱒みたいな肌をしていたので、最初は本当に虹鱒かと思った。 また傷が多いのも気になり、もしかしたら放流魚か、てなことも考える。 この後も、小さな山女と、22cmのアマゴを網に入れることができた。 小さな山女は綺麗であるが、色があまりなく、小菅の山女と比べるとまるで違う。 白いのである。 そしてアマゴは、またしても虹鱒みたいな色艶である。 ここは放流地点かな~

一之瀬川の本川上流部へ移動する。 一之瀬橋あたりの流れは、両岸はきっちり護岸されてはいるが、ちょこちょこ淵があり、いかにも魚がいる雰囲気である。 狭いところに木が生えて、護岸の上の木が流れに倒れかかり、竿を振ることが難しい。 20mくらい流れを上り、竿を振り、15cmのアマゴを見て、丘へ上がる。 作場平へ向かって、少しだけ川を上り、再び竿を振る。

入っては見たものの、流れには枝が覆いかぶさり、倒木がとてつもなく多い。 ただでさえ狭い流れに藪もせり出しているので、私の竿が振れる場所がない。 もう少し上へ、もう少し上へ行けばいい場所もある。 しかし、しか~し、気にしていた空が、とうとう泣き出した。 釣れなくて泣きたいのに、先に泣かれたのではどうしようもない。 踏ん切りがついてちょうどよい、川から上がる。

前は見えず、雨が降り、気持ちが萎えて車に戻ったが、戻ったら戻ったで、もう少し釣りたいと考えてしまう。 先行者がいるであろう場所に降り立ち、竿を振っていく。 一匹ぐらいはいてもいいはずだが、あたりは全くなく、魚影さえ確認できない。 すると、上流から二人の餌釣り師が談笑しながら下りてきた。 このすぐ上は堰堤なので、ちょこっと前にここを通過したのである。 納得して、私も川から上がる。










Posted by tenkara1nen at 23:15│Comments(0)
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