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2011年02月08日

 後山川の支流を散歩する

 2月6日 後山川の支流の滝を見に行った。 解禁間近の渓流魚の様子も気になるところだし。
 後山川三条の湯から雲取山へ登る計画を立てましたが、私の足ではどうしても日帰りができないと感じていました。 それでもリュックを持って、後山川に向かいました。 「行くか。行くまいか。」と車を運転しながらも迷い続けました。 そして林道の駐車スペースに到着し、やっと決心したのです。 計画変更です。 林道から仕事道で近くの滝を見に行きましょう。 ウェーダがないので、行けるかどうかは定かではありませんが、渓流魚の様子も見たいので決定です。

 林道の駐車スペースには、車がありません。 車止めのゲート前に一台の軽トラックが停車しているだけです。 渓流シーズン中にこれだと大歓迎ですが、この時期は人が多いほうが安心できるのですがね。 ぶつぶつ言いながら歩きます。
 仕事道は、川から相当高い位置を走ります。 油断すると、まっさかさ真に落ちていき、チャンスはありません。 そんなところを歩いていると、前にゆっくり歩く老人が見えました。 よく見ると背中に猟銃を背負っているではありませんか。 彼はきっと年季の入ったハンターに違いありません。
  「この時期だと何が獲物ですか」
  「鹿と猪だ」
 獣に間違われたらひとたまりもありませんので、私の行く先と道順をしっかり話しました。 間違っても撃たないでよ~

 渓流との高低差は、だんだんとなくなっていくのですが、道は危ないところも多いのです。 足元が崩れ落ちているところはないのですが、道に砂や石が落ちてきているところは多くあり、その上に足を乗せるとずるずると滑ります。 特に落ち葉の溜まったところは気をつけなければなりません。 その落ち葉の下が、問題なのです。 いちいち杖で突っついて、足を下ろせるかどうか確かめながら歩くのです。

 足元に注意しながら、近づいた渓流を覗き込みます。 あるところでは私の影に驚き魚影が走り、又あるところでは岩魚がゆらゆらと定位しています。 少し小さいような気はしますが、少しは育っているようなので、確認したところで3月には戦いを挑みましょう。
 渓流との高低差がなくなってからは、ワサビ田跡を辿って滝へ向かいます。 ワサビ田がなくなる辺りからは、渓流の中を歩きます。 ウェーダは履いていませんが、途中の落ち込みも水が少ないので何とか歩けます。

 大木が折れている辺りでは、岩魚の姿が見れました。 この大きな倒木を越えると登魚尾滝と思われる滝が見えてきます。 ここまで見てきた渓流では、凍り付いたところやツララはあまり見えませんでしたから、滝は恐らく凍ってはいないでしょう。
 カーブすると滝が見えます。 やっぱり凍り付いてはいません。 シーズン中の水量はありませんので、凍り付いてもいいはずなんです。 もしかしたら、このところの暖かさで融けたのかもしれません(そんな馬鹿な!)。 ツララは落ち際あたりに、申し訳なさそうにちょっとだけあります。

 この滝では、唯一度だけ岩魚が出たと覚えています。 滝壺に落ちる水量がないために、波があまり立っていませんので、底まで見えます。 左岸の岩場に登り、上から渓流魚を探しましたが、どうしても渓流魚は発見できません。 シーズンになるときっと岩魚や山女の溜まり場になることでしょう。 期待して、滝を後にします。

 一旦仕事道まで戻り、歩きやすいが危ない仕事道で滝の上にも行って見ます。 この滝の上もワサビ田だったらしく、広場も残っています。 渓流としてはイマイチですが、渓流に沿った路が尾根を目指すあたりの洞には、見事な氷柱が立っていました。 真っ白い氷柱は、上のほうが岩になっているのですが、そこの氷が少し融けています。 もう少し前に来れば、さらに立派な完全な氷柱が見れたかもしれません。 残念!

 ウェーダを履いていればなんてこともない所を、ヘツッて進まなければなりません。 水の中を歩けることを改めてすばらしいと思うしだいです。 この辺りまで来ると、高度も少し上がっているのでしょう、あちらこちらに氷が見え、崖からの水の染み出しはほとんどツララになっています。 現場のすばらしさがどうしても写真になりません。
 昼飯を取り、休憩を取ります。 一服してここまでを振り返ります。 今日は成功だったでしょうか、やっぱり三条の湯に向かうべきだったでしょうか。 そろそろ下ることにしましょう。





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Posted by tenkara1nen at 23:45│Comments(0)渓流
 
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