2024年12月14日
城山の読みは?
2024年12月12日 東京にもたくさんある城山、その一つに鳩ノ巣から登った。 城山頂で驚いたのは、思いもよらない読みだったことである。

このところ疲れが溜まっているようで、太腿の張りが納まらない。 そう云う時でも山歩きをしようと、近場の低い山に決め、城山を選ぶ。 多摩百山リストによると城山は五つあり、そのうち小仏と八王子は行ったことがあるので、鳩ノ巣城山にする。 それは駐車場が近くにあることを知っているからである。

JR鳩ノ巣駅の下には駐車場があり、登山者によく利用され、私も何度か利用している。 無料と云うことで時期には満車になったりするのだが、今日はたったの二台しかない。 そして、私にとって最悪なのは有料になっているということである。 料金を払うのが嫌で、一旦は白丸ダムから歩こうと思ったりした。 無料だったのに~


雲仙橋(うんせんはし)を渡り城山の東側に回り込む。 下りてくる予定の場所を確認し、途中の展望所に立ち寄ると、本仁田山が間近に、川苔山も奥の方に見えている。 面白かったのは、本仁田山が二つの頂を持つ山に見えたことである。 低い位置から見ているので、山頂から続く尾根のピークが見えているのだ。


林道に上がり登山口を探す。 ここまで城山への案内は一つもないということは、一般的な登山道はないということのようである。 階段を上がって、手摺に沿って歩くと尾根に出る。 するとすぐ上には鉄塔があり、この路が東京電力の管理・巡視の路であることが分かる。 やっぱり登山道じゃなさそうである。


急な尾根を登っていくと、とうせんぼのロープが張ってある。 ここで初めて「城山」の文字を見る。 路は横の尾根に向かってトラバースするが、獣道のような狭く危ない路である。 再び尾根に乗ると、やっぱり鉄塔がある。 若干の眺めは望めるが、例の如く、育った木々が邪魔である。


急な尾根、木の根や石があまりなく、落ち葉が溜まって滑りやすい。 余計なところに力が入り、脚の負担が増え乳酸が溜まるのが分かる(気がする)。 何となくあれが山頂かと思うが、なかなか近づかない。 心身ともに疲れ長く歩かれないので、足を止める回数が増える。 そしてやっと山頂である。

周りは木々に囲まれて、まるで展望はない。 山名板を探してみれば、なんとそこには「じょうやま」と書かれていた。 多摩百山によると、五つのうち四つは「しろやま」と読み、八王子だけ「じょうざん」と読む。 これは「八王子城」があった山と云うことだろうが、ならば他の山は山城に最適だと云うことだけか? この「じょうやま」の読みはどう解釈すればよいのか? やっぱり鳩ノ巣城があったのか?


山頂は平らな部分が広いので、周りをくるくる眺めて回る。 どこにも城跡らしき石垣や曲輪の跡のような場所も見当たらない。 ここに城があったかもしれない痕跡を見つけられないまま、登ってきた路を下り、鉄塔からはトラバースせずに真っ直ぐ下る。 何度も足を滑らせてしまうような落ち葉の溜まる下り坂である。

何とか無事に朝確認した石段に辿り着く。 今日の城山からの展望はなかったが山名板で読み間違っていたことに気付き、興味を持てた。 また使った登りと下りは登山道じゃないと感じたのは、読み違いであった。 600円を払って駐車場を出る。
(この後は奥多摩湖に向かった)















(この後は奥多摩湖に向かった)

Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│山歩き