2024年11月06日
雲に浮かぶ富士、三頭山
2024年11月4日 紅葉狩りと富士山遠望を楽しもうと三頭山に登った。 標高1,500m辺りの紅葉は良かったし、富士山は雲に浮かんでいるように見えた。

そろそろ奥多摩の標高1,500mくらいで紅葉も見られるだろうと、とっても行きやすい三頭山に行くことにする。 ここの問題は、檜原都民の森駐車場が、七時にならないと開かないことである。 ぬらりくらりと立ち寄りながら、奥多摩周遊道路に入っていくと、まだ20分も前だというのに車列になっていた。 車は続々と上がってくる。


七時に開くので、その間朝の光を求めて車道を歩く。 そうしたことか、係員が早めに来ていたせいか、とても車列が長くなったためか、10分前に駐車場は開いた。 スルスルとみんな思い思いの駐車場所に散っていく。 すぐに靴を履き替えリュックを背負い、杖を持って歩き出す。 その前に、もう少しで見頃の駐車場の紅葉をパチリ。


三頭大滝までの路は、木のチップが敷き詰められており、しかも平坦なのでとても歩きやすい。 路の紅葉はまだのようだが、三頭大滝あたりの山肌は色付き始めている。 いざ三頭大滝について滝見橋に乗ると、今までで見なかった景色になっていた。 そう思えるほど私には美しかったのだ。 ただ、写真は難しい!



ブナ路は紅葉しているのしていないのか分からない。 緑の葉っぱを保っていたり、禿茶瓶になった木があったり、黄色になっているものもある。 その黄色になったものが、鮮やかでもなく、落ちている葉には虫食いのような斑点がある。 谷をどんどん登っていけば、紅葉は鮮やかになってくるのだが、その数は少ない。


ムシカリ峠からは東西の紅葉が明らかに違っている。 東の東京側は日が当たっていることもあるのか、紅葉、主に黄葉が光っている。 西の山梨側を見ると木は皆裸なので、色がないのである。 この差は何だろうかと考えながらも紅葉を愛でながら、三頭山頂(西峰)を目指す。


三頭山西峰には東京都の立派な山頂標があるが、実は地図にある山頂(三角点)は東峰にある。 三つのピークで最も高いのは中央峰なのに、立派な標も三角点もなく虐げられている。 富士山の見える西峰にハァハァ言いながら到着すると、すでに八人の登山者いて、富士山の見えるベンチは塞がっていた。


富士山は綺麗な姿を見せていた。 今年はまだ冠雪の富士を見ていないのだが、今日も冠雪しておらず黒い影の富士である。 富士は裾に雲があるので、富士はその雲に浮かんで見える。 今日はなかなかいい富士山である。 そのうち冠雪した富士山も見られることだろう。 富士はやっぱり雪を被らないといけないのだ。


山頂は登山者が入れ代わり立ち代わり、十五人ほどがゆっくりしているところで、早々に下る。 下りでは五十人くらいの登山者と擦れ違い、狭い登山道は擦れ違う場所を選ばねばならない。 ブナの大木はまだ紅葉していないが、登ってきた登山者の一人は、今年の紅葉は色がおかしい、と言っていた。 私もペチャペチャ同感と言って別れる。


紅葉は限られた場所にしかないので、野鳥観察小屋へ下ってみる。 野鳥観察小屋でいまだに野鳥を見たことがなく、「今日こそは見てやるぞ」と意気込んでやってきたのに、やっぱり一羽の野鳥も見られなかった。 いつ、何時頃来れば見られるのか、それとも水が無くなったので野鳥は来なくなったのか?

登りは頑張って番場って三時間弱、下りはだらだらあっち見てこっち見てラーメン食って一時間半、昼前には戻ってのんびり帰り支度。 登りはわりと速かったと思ったが三時間近くもかかった。 紅葉撮影の時間やムシカリ峠での休憩をいれても、もう少し早くないと遠くへ行くのは難しい。 もう少し頑張ってみるか!





















Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│山歩き