2023年01月23日
斜面を落ちた鈴庫山
2023年1月20日 昨日富士山が見られなかったので、いつもの三窪高原へ富士山を観に行った。 鈴庫山と野鳥が目的の山歩きである。

随分前にハンゼノ頭で登山ガイドが、「次はれいこさんですよ」なんて言っていた鈴庫山に行くことにした。 昨日の日蔭名栗山で景色が見えたのに、富士山が見えなかったので、楽に富士山が見える場所にして、野鳥にもたくさん出合いたいからだ。 それに寒さに道が凍っていることも気がかりで、危険の少ない場所を選んだつもりだったのに・・・

柳沢峠は気温-2℃であったが、風がない分そんなに寒くはない。 晴天だし、これなら快適に登っていかれる。 時間も時間だし、早々に靴を履き替えて歩き出す。 野鳥が多く見られる林道から丸い尾根に取り付いて、野鳥の気配を感じる。 近くで見ることは出来ないが、いつもより数が少ないように感じるのは何故だろうか。

ハンゼノ頭が近付くころやっと飛竜山方面の山並みが見えるようになる。 雪もちょっと残っていたりして、さくさく音を立てて登るのも気分が良い。

鈴庫山を目指しているのだが、やっぱり先にハンゼノ頭に登ることにする。 それは、富士山独り占めの鈴庫山に行って見えなかったら失望感が大きすぎるので、まずは見え方を確認しておくのである。 富士山はいい感じに見えているし、南アルプスの白さもはっきり見えている。 ここでもいいかと思いながらも鈴庫山に向かう。

野鳥を全く観察できないでいったん120mほど下る。 そのときに、コココココココツ~ンと幹を突く音が聞こえてくる。 物凄い音なので近いと思って、5~6m進んでは位置を確認しようとするが、いつまでたっても音の元は近付かない。 やっと確定したのは数本の檜の中で、そこへ行くには急斜面を下らなければならないので諦める。 ん~

100m以上も下ってやっと鈴庫山に取り付くと、残り40mほどの登りである。 最後の登りはほとんど路とは言えず、うっすらと白くなって凍り付いている。 程なく山頂に立つ。 富士山独り占めの山頂で、存分に景色を堪能する。 いいね~ ここでゆっくり時間をかけて昼食とする。


富士山へ続く山々のグラデーションがいいね。 南アルプスの山頂付近だけにある雪がなんとも美しい。 しかし、北岳だけは雪が薄く他の山のように真っ白ではない。 一番北に在るのになぜだろう。 景色を見ながらそんなことを考えながらラーメンを食べ、珈琲をすする。


一息ついて下るときに大変なことになる。 足が滑って斜面に転げ落ち、逆さまになって止まった。 動くと手も足も滑って体勢を立て直せないのだ。 時間をかけてゆっくりゆっくり手掛りにしがみ付いて、やっと立て直すことができた。 痛いところはない、血が出ている感じはない、ただ杖と電話が斜面の下の方に転がっている。 危険ではあったが決死の覚悟で取りに行く。


おとなしくNTT中継所に向かい、今度は滑らないぞと慎重に林道を下っていく。 富士山と野鳥が目的なのに、一羽の野鳥も捉えられずに、とても残念な山歩きになった。 でも、斜面に転げ落ちても怪我一つしなかったことは運が良かった。 そろそろ冬場の山歩きは止めなければならないのか~
COVID-19オミクロン株対応ワクチンを接種してきました。 これで五回目のワクチン接種です。 日本では3,000万人以上が罹ったのにまだ大丈夫なのはワクチンのお蔭でしょうか。 このまま罹らないで過ごせるでしょうか?












Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│山歩き