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2022年06月23日

 細すぎても奥まで釣りを

 2022年6月18日 一之瀬川に行こうと思って、思わず小菅川で釣りをした。 国道411の通行止め全面解除はいつになるのか。

林道はこの林のためにある
 岩魚は深場にしかいない。 浅いところには小さな岩魚しかいない。 深場は大きな淵となるが、そんなところで私は釣りができないので、ちょっとだけ深場のあるところ、しかもフィットに負担を掛けないところで釣ることにする。 国道411の通行止めで丹波山村へは小菅村を通るしかなく、小菅村に入ればそこで足止めされてしまうのである。

最初の滝を巻く
 小菅村で釣りをすことになってしまう。 しかし、ここを歩くからには「今日は山を楽しむぞ」と思うしかなく、水量のある流れに執着しないようにして、めぼしいところだけ頑張ろうと思う。 曇り空で雨は降らない予報で、寒いくらいの涼しい空気の中を終点まで歩いて行く。 途中から流れが上がってくる。 水量が落ち着いてきているのが分かる。 いいかも!

岩魚19cm

もうすぐ滑の滝
 小さな岩魚はよく出てくるので飽きないが、山の景色も置いていけない。 最初の内は景色をどう残そうかと、いろいろ考えながら記録していく。 竿の振られないような場所が多いのも都合がよく、あちこちで休憩しながら遡行する。 そのうち岩魚が出てこなくなると、最初の思いは忘れていく。 岩魚はどこだと深場を探している自分に気付くのである。

滑の滝を覗く
 石の散らばる流れであり、その前後は滝と云うか落ち込みになっている。 岩魚を捉えるのはその落ち込みで、もたもたすると滑の岩盤となり、ほとんど竿を振る場所がなくなる。 そうなると滑の岩盤の下、途中のくぼみに毛鉤を落すことになる。 石が重なるところにも岩魚がいるが小さいので、やっぱり少し広い水面を探すしかない。 そんな細い流れが交互に現れる。

岩魚20cm

階段状のナメは綺麗に倒木が刺さる
 毛鉤に接着剤を使わないので、胴巻きがすぐに解れてしまう。 交換すれば毛鉤は浮くので、この時が一番岩魚が飛び出すので、慎重に振り込む。 「浮いているぞ~」 じっと見る暇もなく、「チャプッ」と水面が乱れて、毛鉤が消えた。 ポンと合わせると心地よい引きである。 小さな岩魚を相手にしていると、この20cm余りの岩魚でも十分な手応えである。 興奮する~

岩魚22cm、黒くて美しい

砂利がなくなり岩盤が美しくなってきた
 滝つぼの左は大きな巻き返しである。 底に岩魚が口を開けているのは確実であるが、倒木が滝つぼに刺さって邪魔である。 しかも足元が樋状の落ち込みになっているので、竿振り毛鉤制御がなかなか難しいが、数回目に上手く落とせた。 落込みに吸い込まれる寸前にラインが動き、思った通り岩魚が咥えた。 外れるのを心配しながら足元まで引きずり落とした。 この日最も大きかった22cmの岩魚であった。

岩魚20cm、色がいいのでもっと大きく見える

淵はテンカラでは釣りにならない
 なんだかいい流れ、岩魚がいそうだと思うところはいくつかある。 前回はあまり気が付かなかったが、倒木が多くなっているように思えた。 だいたい肝心の淵に刺さっているので、どうにも白泡の隙間に毛鉤が落とせない。 前回来た時から今日までの間に大雨があったようで、きっと我が家が滝のような雨に見舞われたときである。

もうすぐ遡行が難しくなる
 前回来たところまでやってきて、再び迷ってしまう。 せっかく来たのだからと思いながらも躊躇するのは、この先目立った場所がないし、私には進むのが難しく危険なのである。 しばらく休んで、徐に斜面を登りだす。 やっぱり怖い10cmほどの獣道(釣り人の路)を進んで、出合いの流れに立つ。 あともう少しだ! ふぅ

岩魚19cm、このくらいの大きさが多い

左岸を巻いているが、非常に危険である
 いくつかあった小さな淵は、水量のせいで毛鉤は振り込めず、振り込んだとしても岩魚は出てこなかった。 岩盤が見える流れはすぐに、がっちりした石垣の流れとなって、私の終了地点となる。 最後の毛鉤は、その下の淵に落とす。 一発目でチャプッと水面が乱れた。 強い日と思ってもすぐに引き寄せてしまい、やっぱり小さな岩魚であった。

最後の淵
 最後まで小さな岩魚で、釣りとしては芳しいものではなかったが、流れの様子が変わっているのが分かり面白かった。 ポイントだけの釣りであればすぐに終了するのだろうが、そこを四時間以上もかけて登ってきたのだ。 実に面白かった。

恐る恐る戻り路




タグ :岩魚

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