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2022年06月02日

 岩魚はいないけどいる

 2022年5月28日 今日も目的の一之瀬川源流には行けなくて、隣の源流で釣った。 なんか様子がおかくて、釣れなかったが釣れた。

寄らば大樹の陰
 今日は先日行かれなかった一之瀬川源流の一つ(中島川)に行くことにした。 とんでもないいい天気の土曜日である。 早めに出たつもりでも、ラジオ体操は丹波山村で始まってしまう。 急いだつもりの出発は、やっぱり遅いのだ。

林道から見る鶏冠山方面
 やっと開通した東京都水道局の林道を利用する。 ここが通れれば高橋集落を通過するより随分時間が短縮できるものの、高橋から上るときの展望台のようなものはない。 その代わりか、こっちから行くと鶏冠山あたりが道から見られる。 落ちた道の修復現場は、こんなところがどうしてと思うような所に見えるが、下りてみると今でも怖い。

道が落ちていた地点は修復された
 釣り人や沢登りの車は二台しかないが、三ノ瀬みはらし亭には登山者と車が、路にまで溢れている。 中川橋のスペースには車がないので、安心して中島川橋に向かうと、笠取山登山の第三臨時駐車場に車がたくさんあるので、心配になっていく。 案の定中島川橋には車が停まっていた。 今日も駄目かと中川橋に戻るしかない。

朝の廃道を歩く

水面の森に焦点が合っていて、岩魚がボケている
 あまり元気が出ないので、とぼとぼと急いで最終堰堤に向かう。 鳴き声でオオルリがいることは分かるが、姿は見えない。 他の野鳥は、猿や鹿は、何も見えないのでつまらない。 ただただ歩き、緑のトンネルを進んで最終堰堤を越える。 さっきは10℃だったが、今日は暑くなりそうである。

20cmに満たない岩魚も色が美しい

渓は美しく楽しい
 一旦流れに下りても必死に我慢して、再び陸に上がって上流を目指す。 最初の二股が近づくころ流れに下りて竿を出す。 小さな岩魚は出てきた。 魚影は2~3匹見えるが私の毛鉤は咥えない。 いつもと違う感じである。

背中の一部が白くなったいる岩魚23cm

どうしても青空が写らない記念写真
 二股は東谷方向へ向かう。 時々(大部分)は丘を歩いているのだが、それは振り込む場所がないこと、もしくは振り込みにくいところばかりだからである。 当然岩魚は出てこない。 二股からケルン(その意味は知らない)があるところまでにたったの一匹である。

暗闇にいた岩魚25cm

明るい山葵田跡を歩く
 チョビチョビと岩魚は出てくるようになっても、これまでのことを思うと、凡そ釣りとは言えない状況である。 最初の滑の下で美しい橙色の岩魚が咥えたが、濡れるのが嫌で淵に入るのをためらい、引き寄せようとした。 岩魚は流れに出した網に入らず、下流へ落ちてしまい、プツンと外れてしまう。

とっても美しい岩魚24cm

こんな沢にも岩魚がいる
 再び二股となり、真直ぐ行けばこの間釣った流れなので、今日は左へ入っていく。 もっと釣りにならない流れになるが、ほんのわずかな水溜り(落ち込み)があるので、そこが頼りなのだ。 横振りで毛鉤を飛ばして出てきた岩魚は、背中が部分的に白くなっている。 以前釣られた岩魚だろうか。

岩魚28cmの口

尺には届かない岩魚28cm
 毛鉤の落としどころまでは、石の山を登らなければならない。 その石の山の途中に2mほどの落ち込みがある。 水深は10cm程しかないが、大石があるので振り込んでみると、引っかかったような感触しかなく、大暴れにもならない。 もう少し力を入れると黒いものが石から出てきた。 岩魚である。

28cmの岩魚とその岩魚がいた落ち込み

まだまだ石の山を登っていく
 岩魚は殆ど暴れないし、深場はないので難なく取り込む。 なんで暴れないのだろうかと不思議に思いながら、逃げられないように、慎重に計測する。 「うぅ~」 28cmちょっとの大きさである。 依然尺岩魚は出てこないのだ。 どこへ逃げるかと放して見ると、頭だけ隠して丸見えである。 隠れる場所がないのだ。

少し痩せているがこれ以上ない美しさの岩魚24cm

深さまでも分かる淵
 岩魚が釣れない、いないのは何だかおかしい。 魚影を見たのも数少ない。 水は少なく感じたので、石の隙間に隠れて出てこないのだろうか。 それでも28cmが出てきたので、益々おかしい。 でも、結論は「楽しかった!」である。

最後の二股地点、雲行きが怪しい




タグ :岩魚

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