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2022年02月10日

 雪と氷に参った

 2022年2月9日 先日車が入れなかった高橋集落へ再び行った。 またしても道の凍結で、入っていくことができなかった。

高橋集落を目指す
 そろそろ渓流解禁も近いので、川の様子を見ながら倉掛山を目指す。 そんな計画が先日、道の凍結と雪で阻まれてしまった。 それから雪は降っていないはずなので、今日こそはと思って向かったのだが、道の凍結は解消どころか逆にカチカチになっていた。 しかし今日は諦めずに、集落よりも下の方に車を停めて、歩いて向かうことにした。

熊か猪か、何を捕まえる檻(罠)か?
 道の雪はほとんどなくなっていたが、その雪が融け凍結している。 滑らないようにわざわざ雪が残るところ歩いて、高橋集落を抜けていく。 途中の斜面に大きな檻の罠があった。 檻の大きさからすると熊を捕獲するためと思われるが、この時期の熊は冬眠しているので、空振りになるに違いない。 最近の熊は冬眠しないのか、いや猪を捕獲しようとしているのかもしれない。

高橋集落(空き家)、昭和の臭いがする

高橋集落(空き家)、昭和の役場か学校か
 集落の中を歩くのは久しぶりである。 車で通過することはあっても、集落内で車を降りることはないのである。 ゆっくり歩き(凍った路はゆっくりしか歩かれない)、人がほとんどいなくなった集落、家々を見ながら進む。 相当数の家があったことはすぐ分かり、昔の繁栄が忍ばれる。

日陰の時間が長い市道

日向でもこの状態の市道
 氷の道は日陰だけじゃなく日向にもあって、道なのに自由には歩かれない。 路肩の雪の上、あるいは道の真ん中の雪が残るところを歩く。 歩いているときは、知らず知らずのうちに余計なところに力が入っているようで、スミ川出合い辺りでは足が凝ってきた。 先が思いやられる。

林道はずっと雪

足跡のない林道の雪は深くなる
 市道から離れてやっと凍結は無くなったが、そこは雪がたっぷり残る道となる。 おそらく林道であるがゲートがあるので、車は全く入っていない。 誰が歩いたか、足跡があるが、途中から足跡は無くなった。 集落に造園業者の車があったので、仕事で山に入ったのかもしれない。 全く足跡のない林道は。深さが20cm近くあったりして歩き難い。

堰堤から落ちる水は分厚く全面凍結

大堰堤からの水も凍結、結構盛り上がっている
 大堰堤が見えたところで木橋を渡って、大堰堤手前の堰堤に近づく。 流れ落ちる水はすべて凍り付き、なかなか景色がいい。 大堰堤にも氷の造形が見えているので近付いていくと、擁壁で囲われた淵も凍り付き、水面はほとんど見えていない。 それにしても雪が深くて、登山靴が濡れてきたのが気にかかる。 防水じゃないのである。

堰堤上は全面凍結して雪が融けない

流れ込みは凍結していない
 堰堤の上に上がってみると、池になっていたところは全面凍結していて、その上の雪がそのまま残っている。 雪の上にはいくつもの足跡があり、小動物たちの行動範囲に組み込まれたことが分かる。 それでも、途中から足跡が戻っているのは、何か危険を感じたのであろうか。 石を投げてみるとコンクリートの上に落ちたような乾いた音がする。 相当に厚い氷である。 流れ込みは辛うじて見えているので、上流の全面凍結はない。

何故山路の雪が融けない

靴は完全に雪に埋もれる、ここは山道か
 山路で大ダワを目指す。 但し、雪がたっぷり残っていて、だんだんと深くなっていくので、靴の中が濡れていくのが分かる。 そのうえ、踏み跡のない真っ新な雪を踏んで、登っていくのは結構きつい。 休み休み、その度に靴が雪に埋もれたままである。 硬いと思った雪は表面だけで、必ず踏み抜いてしまうので、疲れが溜まっていく。

陽当たりが良くても、標高の差?

唐松尾山の稜線
 もう駄目だと思っていると、左右に石垣が見えて、そこが林道だと分かる。 「あそこまでなんとか」、急斜面に苦戦しながら登って大ダワ林道に立つ。 そこは綺麗に除雪されており、今まで見えなかった山並みが見えた。 しばらく休んで、計画通り大ダワを目指すか、登ってきた雪路を戻るか、それとも辺りを散策して林道で戻るか、悩む。 それほど疲れているのである。

流れるように凍り付く

管と同じ大きさで凍り付く流れ
 林道で戻ることにする。 辺りに滝らしき影を傾斜量地図で確認していたので、現場を確認することに切り替える。 まぁ理由は何とでもなるのは、とにかく疲れているからである。 渓を渡るときに面白いものを見つけた。 1mほどの直径のパイプで水を下流に落としているのだが、その流れ出しのパイプいっぱいに氷が飛び出しているのだ。 大量の水が出たときのまま凍り付いたかのような形をしていた。 ここは枯れない沢なのだ。

林道は通行止め
 林道の除雪が進んでいる理由が分かった。 大ダワ林道が通行止めになって、工事の真っ最中なのだ。 林道を進まず沢を下ろうとしたが、途中で私の技量では進めないと分かり戻った。 仕方なく林道を進む。

大きな堰堤の上には水があったように見える

大ダワ林道から大ダワの尾根を望む
 通行止めはちょうど沢なので、少し登ってみた。 目指した場所は滝ではなく、大きな堰堤であった。 その上は池のように見えるが、真っ白なのではっきり分からない。 いつかまた確認に来なければいけないだろう。 実は他にも確認できたが、皆滝じゃなく堰堤でガッカリしたところである。 再び林道に戻って進むと、目指した大ダワの尾根が見えた。 あそこもまたいつか。

美しく凍り付く林道

滝じゃなく堰堤で、近付くのさえ難しい
 スケートリンクのような場所もあって、足に力が入る。 何処かで山道に入ろうかと思っていると、間違いなく山道だというところがあった。 林道からその路の軌跡をたどると渓に下りていき、路の跡が全く分からなくなっている。 要は雪に埋もれることを覚悟しなければならないと分かり止めておく。 そろそろ雪路仕様の装備も準備しなければならない。

影が薄い
 雪路は疲れが倍増するので、短い距離しか計画できない。 雪路仕様の装備をもう少しだけ揃えなければ、雪の中を歩いてはいけない。 何一つ計画通りではないのは、準備がずさんだったからだ。 雪を甘く見ている! が、雪は楽しい。




タグ :高橋川

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