2021年11月16日
いこいの路の紅葉
ソーヤノ丸デッコから下った奥多摩湖畔の路で、紅葉狩りを楽しむ。 人が多く、しかもわからない言葉で話す人ばかりで、言葉を掛けられない。

やっと下り立ったところは、「奥多摩湖いこいの道」の2.9km地点であった。 ゆっくり湖畔の路を楽しむ予定が、足の裏が痛くて痛くてしょうがない。 それでも紅葉が見えているので、痛さを忘れられるかもしれないと、ゆっくり歩き始める。

湖の色と始まった紅葉が綺麗である。 これまで何度も水と森の色を一緒に写そうと考えていたが、なかなかうまい具合にそんな場所に遭遇しない。 少しだけ期待通りの色が見えるところを見つけた。

それにしても、人の多さにはがっかりする。 広い路まで進む間に、十人以上の観光客と三人のランナーと出合い、観光客はその大部分が私の分からない言葉をしゃべっているし、ランナーは本格的な格好で走ってくるので危ない。 この路は、幅は1mほどしかなく、片道12kmあるのだ。

湖畔の路は水面と山並みが見えるところが良くて、水面を見下ろすたびに、遠くの山並みを見るたびに、足の痛さが治っていくようである。 実際はベンチがある処で休み、歩き出せばベンチはまだかと思ってしまう。

短いと思った路もなかなか長い。 それを忘れさせてくれと、ダム湖に張り出す木々の紅葉で、私好みを探す。 観光客はだんだんと多くなって、期待するベンチも埋まってしまう。

広い路になってからは、私の分かる言葉を話す観光客も多くなってくる。 カメラを持った人は少ないが、スマホをかざす人たちは多い。 ダム堤が近づくにつれ、本当に人が多くなってきた。 これでは恥ずかしくて自撮りできない。 歳なのである。

水面と紅葉のコントラスト、と云うか色合いが美しい。 小さな庭の紅葉もよいが、大きな景色もいいものである。

紅葉はだんだんと美しくなってくるようだ。 木々は大きく育っているので、目線よりも見上げたところに紅葉はある。 真っ赤な紅葉はなくても、辺りが黄色く染まった中を歩けるのはいいものだ。

歩くほどに山は逆光になってきても、山影と水面は美しい。 何度も、何十回も通っている奥多摩湖の風景も、角度を変えて見るとまた新鮮なのだ。 やっと駐車場に戻ると満車、観光バスも来ている。 観光バスは奥多摩紅葉ツアーとなっていたので、人が多いのも頷ける。 今が見頃なのだろう。

山歩きのあとの紅葉狩りも楽しめて、非常に楽しい一日であった。










Posted by tenkara1nen at 20:50│Comments(0)
│山歩き