テンカラ渓流一年生の旅:おぉっ！大物だ！・・・

2021年07月13日

　おぉっ！大物だ！・・・

　2021年7月11日　昨日騙されたので、今日は雨の予報でも釣りにった。　最後に笑った、いい天気の釣りになった。

小菅川の水量はこれくらいで丁度よい

　釣りに行く場所に困ってしまう。　漁協は二つ、山奥は車でも時間がかかる、歩くとなると疲れてしまう。　かといって近場の激戦区に行くとなると、釣り人の後を歩くことになるし、釣り人がいなかったとしても渓流魚もいない。　今日の天気予報は昨日と同じようなもので、あんまり良くないので、これが頼りである。

いい感じで小さな岩魚

　行く場所は昨日と同じ小菅川しか思いつかないので、すんなりとわだかまりもなく車を源流奥に進めていく。　思った通り車は全くない。　ただ昨日の雨でぬかるんだ道には、真新しい轍があったので、上流には車があることは確実である。　一番上は止めて、雄滝に決める。　準備していると、バイクが二台も上がっていった。

カメラをいじって写した小さな岩魚

　さて流れに下りるかと、歩き出したときに一台のバイクが下りてきた。　「Aer You Hunter」なので、最上流を諦めた釣り人なのである。　先日二人の釣り人の後を追った「小菅川は人気で」場所に立った。　今日は上手くいきますようにと、祈り期待して竿を伸ばす。　水量はあり、昨日の沢と違って、流れに厚みがあり期待できそうである。

緑と水と光の中を

　竿を振り始めると期待できそうな流れが見える。　しかし、なかなか岩魚も山女も出てこない。　この流れは山女がいるはずなので、水量に頼って山女が好みそうな流れに毛鉤を振り込んでいくが、そんなところから岩魚が出てくる。　2019年の大雨で、この流れの山女も流され埋もれて、いなくなったのだろうか。　外れたのが山女だったのだろうか。

上手く写せない岩魚

　山女がいなくなったのではなく、あちこちに残る足跡、岩がびっしょり濡れていることが原因かもしれない。　そうです、今日も先行者がいるようである。　雄滝駐車場に車があったので、その運転手が釣り人なのであろう。　堰堤までの間にたったの一匹しか岩魚が出てこないことに、この足跡で納得するしかないのか。

小さい割には高さのある岩魚

　堰堤下の淵は大荒れで、私の毛鉤が落とせるのは、落ち込みの左右の僅かな隙間しかない。　頑張って端っこに振り込むと小さめの岩魚が出てきた。　どちらも浮いて来なかったのが残念である。　仕方なく堰堤を越えて、最初に出てくる新しい流れに毛鉤を落す。　最も山女がいそうなところに落としたので、ピクンと竿に反応があった・・・外れる。

沢は滝で出合う

　結構強い当たりだったので、凹み方も大きく、気を取り直してと思っても毛鉤はへなへなと岸辺の小さな流れに落ちていく。　しかし、ここでググッと竿が曲がった。　いや～大物かもしれないと引きを楽しんでいるうちに、そうでもないことが分かり、実際収容したのは21cmしかない岩魚である。　如何に小さな岩魚しか出ていないか、なんだよ～。

苔の倒木で一休み

　雄滝遊歩道が見えてきて、岩魚はぱったりと反応しなくなり、遊歩道の橋を潜っても状況は変わらず、再び遊歩道が近づいた時変化が現われる。　13cm（小さすぎ）から18cmまでが6匹出てきたのだ。　中でも、淵の強い流れに乗せた毛鉤に食らいついた岩魚には興奮する。　それは、流れは強いけれども白泡のないところで浮いてきたのである。　興奮！

なんだかちょっと違う雰囲気の岩魚

　雄滝が見えて、近くの流れを探ろうとするが、岩場なので毛鉤が落とせない。　しかも観客が三人もやってきたので、背筋を伸ばして竿を振る始末。　とっても小さな岩魚が咥えたが、メダカみたいなもので、とても観客に見せられるものじゃない。　観客のカメラに納まってしまうかもしれない雄滝の滝壺に立つ。　ここが最後じゃ～

放流魚ってことはないよね、岩魚君

　一回二回三回　ん？　きた～！　一度誘ったときにググッとと来たので、グイっと竿を立てる。　いきなり強烈な引き、これは尺に違いないと竿を持つ手に力が入る。　テンカラ竿はDAIWAの胴調子なので、真ん丸に曲がっているのである。　絶対尺だ、尺に違いないと、滝つぼを動き回って、逃がさないように、外れるなと想いながら、じわじわ引き寄せる。

27cmの岩魚、どう測っても尺じゃない！

　おぉっ！大物だ！　収容した岩魚は色もよく太っているが、網の大きさからすると足りないかもしれない。　そう思ってじわじわと巻き尺を伸ばすと、やっぱり足りない、27cmであった。　悔しい、悔し～　何度も何度も測り直し、場所を変えて測り直し、それでもやっぱり尺には足りない。

雄滝遊歩道の木橋

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Posted by tenkara1nen at 21:45│Comments(0) │小菅川

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