2020年11月02日
奈良倉山散歩
2020年11月1日 奈良倉山の散歩で、紅葉狩りを楽しむ。 富士山もよく見えた。

先週は笠取山(1,953m)、昨日は三窪高原(最高地点1,681m)を散策したので、今日はもっと低い奈良倉山(1,349m)の紅葉散策に行く。 300mづつ低くなっている計算なのだが、果たして紅葉はどうなのだろう。 だいぶ安全で、短い距離、さらには高低差がない松姫峠からなので、私には余裕があり、紅葉とともに野鳥を探すのも悪くない。

朝は四時に目が覚めた。 早く行って日の出を見ようなどと考えていたからであるが、いつものように体が起きないので、珈琲を飲みながらだらだらする。 結局五時過ぎに、やっと車に乗り込むことができた。 外は真っ暗、西の空には満月があった。 そういえば、月に二回の満月だそうで、ブルームーンと呼ぶらしい(一日遅れているが・・・)。 昔は、こんな言葉はなかったのに・・・


久しぶりに松姫峠に上がってくると、6台くらいの駐車スペースに5台の車があった。 この時期だからか、今年だけなのか、山はどこへ行ってもいっぱいである。 去年はこんな思いをした記憶がない。 隙間に停める勇気がなくて、端っこに斜めに駐車する。 紅葉はあまり進んでいないように見えた。 その代わりではないが、昨日同様に富士山は見えている。 今日もいい天気なのだ。


往きは富士山を早く見たいので、車も走られる林道をすすむ。 周りの広葉樹はほとんど紅葉しているようには見えないが、陽の光が直接当たり始めると変わるだろう。 朝陽を浴びながらの歩きになると、思った通りなのか、なんとなく紅葉が見え始める。 やっぱり、紅葉は陽の光を浴びなくてはいけない。 誰とも会わずに歩く。 途中登山道も現れるが目もくれずに、ただ林道を急ぐ。 奈良倉山への分岐に一瞥して、林道の開けた場所に着く。


椅子を備えたカメラマンがいた。 富士山が見える位置にはおらず、深代ダムや葛野川が見下ろせる位置にいるのだ。 何をしているのかと問うと、鷹を待っているという。 ここにはよく飛んでくるのかの聞くと、初めて来たので分からないともいう。 こんなことをしゃべっていると、鷹が現れた。 真上に現れた鷹は、クマタカ(カメラマン曰く)で、葛野川上空から大峠方面に抜けていった。 私のカメラはだいぶ遅れてしまった。

気を取り直して林道からの富士山を堪能する。 やっぱり、もう少し早く来ないと、富士山が平べったく見えてしまい、私の技術では面白くない。 これ以上早く来ることは難しいので、夕刻の富士山を狙った方がいいかもしれない。 でもな~


佐野峠方面に向かって、標の場所からやっと山頂へ向かう。 山頂まではすぐである。 山頂からの展望はなく、秀麗富嶽十二景の場所だけが開かれている。 案内板には「展望所」と書かれ、ここというところには「天望所」と書かれている。 後の方が凄い所、天まで広がる空間のように感じるので、足場が人工物ではない所は「天望」を使った方がいいのだ。 何枚も同じような富士山を写して下山する。


戻りは登山道(山路)を使う。 北側の斜面をトラバースするように進む路は、まだまだ暗くて紅葉が美しくないが、少し進めば尾根上の紅葉が光り、しだいに北側上空の木々も明るくなって紅葉が広がり始めている。 歩きながらも野鳥の声や羽ばたきに耳を傾けるが、なかなかその姿を発見できない。 姿を見ても暗くて遠いのは、記録できない。 情けない散歩である。


登山道ではカメラマン以外に合わないと思っていると、上空の林道を歩く登山者が見え、最後の林道ではおばちゃん集団に出会う。 この時期は新型コロナ環境ということもあり、手軽な山歩きと紅葉は心と体のケアには欠かせないのである。 松姫峠に戻ってくると、道路に13台もの車があった。 なんともすさまじい状態の松姫峠であった。


この後は釣りとも考えたが、青葉のころには一度も見ていない白糸の滝を優先した。

















Posted by tenkara1nen at 22:00│Comments(0)
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