2019年01月28日
雪と氷、そして富士山を
2019年1月26日 体調を戻すために三窪高原に行ってきた。 雪があり、氷があって、富士山の眺めが最高であった。 長い距離、長い時間の歩きはまだ難しい。

体調がよくない状態が続いているが、何となく戻ってきているようなので、最高に冷え切った奥多摩の奥、柳沢峠から三窪高原を散策することにした。 朝は頑張って起きて、車に乗り込むと、フィットがすぐに警報を鳴らす。 外気温が2℃なのだ。 いつもと違って今日は股引を履いているので、大丈夫だ!


車に乗った時は2℃でも、だんだんと寒くなり、目的の柳沢峠市営駐車場では-8℃になった。 -8℃である。 途中国道も凍結した場所があり、日が当っているにもかかわらず、駐車場に雪が残っている。 思った通り雪が降ったのだと、これから行く三窪高原が楽しくなってくる。 しかし、思ったよりも雪は少なく、歩くところにだけ雪が残っている感じである。


柳沢の頭にはすぐに到着するのだが、汗をかき、だいぶ疲れてしまった。 多少の雪道でも、今の体力だと難しいのかもしれない。 さて富士山はと振り向くと、すっきりとその姿を見せていた。 「いいですね~」 富士山はこれじゃないといけない。 わが街からも頭だけは見えるのだが、裾野がある程度見えないと、やっぱり富士山ではないのだ。

随分休憩してから歩み出す。 陽のあたる分水嶺の路は、多少の上り下りしかなく、日差しをまともに受けて気持ちがよい。 ハンゼの頭のすぐ下の十字路へ下りるときには、雪がたっぷり残り、じっくりと踏みしめながら下りた。 ここは標高1,600mあたりで、あまり気にしていなかったが、休憩するととても寒い。 さて、ハンゼの頭はあと2分くらいである。

やっぱりここからの眺めは最高だ! 私が楽勝で登ることのできる中で、最も景色がよいのだ。 富士山はもとより、南アルプスも全部見えるし、金峰山や多摩川水系の山々がぐるっと見渡せるのである。 上空は真っ青な空にもかかわらず、残念ながら、南アルプスや金峰山方面、西の山は今日は雲に隠されてしまった。 そのうち富士山も隠されるかもしれない。 さて、これからどうしようか。


うだうだ、だらだらしながら登ってきたが、それでも2時間と少ししか時間は立っていない。 昼飯にはまだ早いし、北風が強くなって吹きさらしはきつい。 鈴庫山へ下って戻ってくるか、そのままNTTの中継所を経由して林道で戻るか思案する。 下って登る自信がなくて、林道で戻ることにした。 まぁ、途中の源流で氷の山を見ることができるかもしれないのだ。

NTTの作業道は、雪がたっぷり残っており獣の足跡ばかりが目につく。 鹿の真新しい足跡を見つけて、辺りを探しながら下っていく。 林道に出ると、舗装道路はしっかりと雪が固められていた。 その理由はすぐにダンプカーが上ってきて分かる。 おっとっと ゆっくりと下る林道は大変な注意が必要であった。 程なく、以前流れが凍り付いていた場所にやってくる。


遠目にも、流れが盛り上がっているのが確認できる。 林道から離れて、源流脇を踏んでいく。 踏めない! ぐちゃぐちゃに見えた流れの脇は、そのぐちゃぐちゃの状態でカチカチに凍り付いていたのである。 流れが凍り付いた状態は、凍り付いたその上に水が流れ凍り付き、この繰り返しで1m以上も盛り上がっている。 上まで登ってみると凍り付いていない。 どうなっているの?

体力は戻っていないし、自信も戻らなかった。 もう少し頑張りましょうか。













Posted by tenkara1nen at 21:45│Comments(0)
│山歩き