2017年07月04日
もっと気楽に、小菅川
7月2日 昨日は疲れたので、今日は気楽に小菅川で釣りを楽しむ。 網が折れてしまい、暑い日になった。

昨日は見知らぬ渓で少々疲れたので、今日は小菅川で気楽に竿振りながらの渓歩きである。 ということで、小菅川に向かっている。 気温は18℃、昨日と同じような肌寒さであるが、昼には気温が上がるというのだから、心配することはない。 小菅川の源流部へ、静かにおとなしく入っていく。


車があまりないので、林道の最後まで行ってみたが、いつもの通り車があった。 まぁ今日は、たらたら出歩くので、先に釣り人がいてもいいのだが・・・ できればいないほうがよいので、どこへ入っていったか予想する。 あっちだ、こっちだといっても、最も長い釣り工程にいる確率が高いのは明らかなので、すぐ下の流れに決める。


流れはちょうどいいくらいの水量で、今日は岩魚が出そうな雰囲気である。 竿を最初に振り回したところで、岩魚?がいきなり出たものだから、竿の立て方が強すぎたようだ。 合わせ切れとなった。 問題はここからで、ハリスがなくなっていたことを忘れていたのである。 仕方なく、予備のテーパーラインに結んでいたハリスを切って付ける。 準備不足だ~


小さな岩魚を、止水の石の下から、流れの厚みから引き出した。 うむうむ、よしよし。 大木が立ち、その脇を見るが落ちているところの流れ出し、大きな石があるので流れが緩む。 そこへ流れるように毛鉤を流すと、ラインが止まった。 ピッと竿を立てると強烈な引きが伝わる。 姿の良い岩魚が毛鉤を咥えていた。 よしよしと網の水を切ると、「パキッ」と音がした。 後ろの石に網が当たり、真っ二つになる。 ん~~


短い滑の落ち込みに狭い巻き返しがある。 毛鉤を慎重に巻き返しに乗せる。 岩魚が出てくるには、上手く毛鉤を誘導しないといけない。 少し沈ませたところで出てくる・・・出た~ 会心の振込みで、いい具合に漂わせることができた。 まぁまぁ、岩魚の大きさは18cmで大きくはないが、思った通りで気分が良い。


細長い石に沿って流れがあり、その奥には2、3の低い落ち込みがある。 いつもは白泡だらけであるが、今日は泡のない場所が見えていた。 奥の水面から流れに乗せること2回で、岩魚が出てきた。 時期が合えば、ここには大物がいるのであるが、今日は22cmの岩魚であった。 流れには岩魚が多く暮らしているようであるが、堰堤下の淵でも大きな岩魚は出てこなかった。

いったん終了して、林道に戻る。 釣り人を追いかけるか、追いかけると戻りが疲れる、雨の後で危険ではないか、いろいろ考える。 やっぱり奥へ入るのは止めて、赤沢を林道から見える滝まで歩くことにした。 林道はだいぶ整形されているのでとても走りやすい。 が、雨の後で泥濘もあって、愛車フィットは泥だらけである。 「帰りには洗車しておかねば」


大菩薩峠赤沢口を進むと、すぐに堰堤があり、木橋がかかる。 川蜻蛉が飛び回る、とっても静かな小さな淵になっている。 ポイントは左奥の日向と日陰の境目あたり、右側の大岩の下である。 まずは近いほうの右側に毛鉤を落とす。 姿が見えない。 今度は左の奥に毛鉤を落とす。 一回目で、チャプッと岩魚が顔を出した。 いい感じ!


もう一度右側の石の下を狙う。 近すぎるので、なかなかうまく落ちてくれないが、諦めずに何度も竿を振る。 何度か思うところに落ちたが、岩魚は姿を現さないので、ピッピと誘ってみた。 毛鉤を追う岩魚が見えた。 まだまだ竿を振る。 何度目かにやっと毛鉤を咥えたのは22cmの岩魚で、これこそ小菅の岩魚という色であった。 まぁ、テンカラの釣りとしては、いまいちのような気がしないでもないが。


この流れは水量が少なく、大きな淵はないので、小場所を狙っていく。 石の下には必ずいるはずだと、落ち込み脇の石の下をしつこく狙うと、きっちり毛鉤が落ちたときに限り、いきなり岩魚が顔を出すのだ。 よしっ、竿を立てると外される。 合わせ切れを気にして、手加減して竿を立てているので、今度は針の刺さり方が問題なのだ。(本当か?)


ここにいたら楽しいよな~ そこは、20cmもないような幅の流れが石に挟まれた、まるで樋のようである。 水面に白泡はなく、日向なので、もし出てきたらとっても良く見えるのだ。 コントロール良く(素晴らしい!)毛鉤を落とすと、左の石から岩魚が出てきて毛鉤を咥えた。 完璧! 大きさは18cmで普通なのだが、半信半疑だった場所から出たことに驚いた。


最後となる3mほどの落ち込みにやってきた。 ここは細長い淵になっているので、たとえ浅くても岩魚がいる。 一番深くなっている左側に毛鉤を落とす。 中途半端に沈めているので、咥えたところで上手く反応ができない。 確かに反応があったのだ。 毛鉤を変更して、浮かして流す。 これができるのは2~3回だけなので、今出てくれないとまた沈めることになる。 早く出て来いと見ていると、チャプッと口が出た。 今回の釣りでは、なかなかの21cmの岩魚であった。 こういうのが気分良い。

短い距離で危険なし、そんな場所でも釣りを楽しめる、これが小菅川である。 ちょうど正午、終了する。 竿を仕舞って仕事路で登山道へ向かう。 時間がまだあるので、以前網を失くした(と思われる)斜面を登ることにした。 最後の網が壊れたので、以前の網が見つかってくれないかと思ったのである。 獣の通り道をたどり、うろちょろしながら登ったが、網はなかった。 去年のことだから・・・あるはずもないか・・・

今日は疲れない釣りであった。 魚(岩魚)はそこそこ出てきてくれたし、天候もよく、とても気分がよかった。 しかし、網が壊れた(割れた)ことは、私の心をしたたか打ちのめした。 網を購入しなけばならないのか、直近ではハリスも買わねばならない。 車の中では憂鬱で・・・
























Posted by tenkara1nen at 22:05│Comments(0)
│小菅川
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