2012年11月05日
雁ヶ腹摺山
11月3日 雁ヶ腹摺山に行ってきた。 登るつもりであったが、散歩程度になってしまった。

早めに起きたのだが、なんだか疲れていて、体が思うように動かない。 立ち上がるとフラフラして、進路が定まらない。 こんなときは、コーヒー片手にテレビを見ながら、体調が戻るのを待つのである。 出発が、また遅れてしまった。
今日はあまり歩かなくても登れる雁ヶ腹摺山に決め、車を中央高速に乗せる。 しかし、運が悪い時はどこにいても運が悪い。 高速道路は、八王子インターから既にノロノロ運転である。 困ったものである。

大月から林道に入ると、色付き始めた真木温泉を通過する。 まだ幾分暗いので、鮮やかな色のものには出合わない。 紅葉は、集落を抜けバスターミナルを過ぎると、色付きが顕著になり始める。 だんだんと費も当たるようになり、綺麗な色の紅葉を見るようになった。
大峠に到着すると、車の数に驚いた。 思わず数えると、ほとんどが道端に停めており、20台もあった。 なんと、車止めの路にテントを張っている御仁もいた。 ここは非常に有名な場所なのだと、情報不足を感じる。 それとも「山ブーム」のせいだろうか。

シャツを一枚しか着ていないので、とりあえず寒さ凌ぎにウィンドブレーカを着込む。 今日は晴れるとテレビは云っていたのに、まだ曇っていて、辺りは薄暗い。 そして、風がある。
紅葉の終わったような林の中を歩き始めると、すぐに水場が現われる。 そこでは、石にタガネを打ち込む老人がいた。 御硯水と云うらしい。 大月市で唯一つの名のある水らしく、石板(名板)を立てる準備をしているという。 水を守る一助となればと云っていた。

路に疲れるほどの坂はないが、所々にロープがあったりする。 注意しながら、紅葉の終わった路を登り続ける。 一際急な斜面になり、蛇行を繰り返しながら登ると、後ろに富士山が・・・ 曇っていて見えない。

斜面の大きな石にカメラマン三人が三脚を据えていた。 今日はまだ見えないと、肩を落としていたが、下るときにもう少し話を聞いてみよう。 ここを過ぎると石垣みたいな岩が鎮座し、これを回り込んで原っぱへ出る。 頂上はもう見えている。

頂上に到着する。 秀麗の富嶽一二景1番「雁ヶ腹摺山」である。 先日の奈良倉山もこのシリーズの5番山頂である。 どちらも峠まで車で行けるので、大して歩かなくてもよいのである。 人気の理由かもしれない。

さて富士山であるが、見える筈の五千円札の富士山は、全く見えない。 一人のカメラマンがいたので聞くと、「待っても見えるかどうか分かりませんね~」と云う。 と云いながら、まだ待つという。 私も、記念写真などを撮ってもらいながら、登ってきた集団のシャッターを押したりしながら、結局40分以上待ち続けた。

上空の雲は時々切れ始めたので、陽が射すようになったが、まだ富士山は見えない。 もう下りようと思っていると、富士山の頭がちらっと見えた。 チャンスとばかりにシャッタを押すが、全体的に白い風景では、焦点が合わない。 五百円分は見えたかもしれない。

足元の開けた展望地点まで下りてきた。 登るときに三人いたカメラマンは一人になっていた。 ここで諦めなかったカメラマンと話しながら、話をしながら雲が切れるのを待った。 話も続かなくなったころ、待望の富士山が見えた。 徐々に見え始め、雲の海に浮かぶ富士山となった。 三千円位の富士山かな。

一時間くらい話したり、写真を撮ったりしたので、大きく時間を費やしてしまった。 上空の天気は快晴になっているので、日差しが強く非常に暖かい。 下りでも汗をかきながら峠まで急ぐ。 情学校か何かの団体と言葉を交わしながらやり過ごし、おばちゃん集団にもやさしく、下山する。

峠に到着すると11時を回っており、昼時である。 湯を沸かし、ゆっくりラーメンをすすり、一服する。 山では野鳥にほとんど合わなかったが、峠の近辺には沢山いた。 峠あたりを歩き回り写真を撮ると、12時半を回ってしまった。 今日はここまでとし、黒岳方面は次回に取っておき、今日は終了とする。

何とも正味2時間も歩いていない、普通の散歩と同じになってしまった。 少し反省も込めて、林道の光輝く紅葉を撮影しながら、女房の土産とする。 車は紅葉の林道を下りる。

今日はあまり歩かなくても登れる雁ヶ腹摺山に決め、車を中央高速に乗せる。 しかし、運が悪い時はどこにいても運が悪い。 高速道路は、八王子インターから既にノロノロ運転である。 困ったものである。

大峠に到着すると、車の数に驚いた。 思わず数えると、ほとんどが道端に停めており、20台もあった。 なんと、車止めの路にテントを張っている御仁もいた。 ここは非常に有名な場所なのだと、情報不足を感じる。 それとも「山ブーム」のせいだろうか。

紅葉の終わったような林の中を歩き始めると、すぐに水場が現われる。 そこでは、石にタガネを打ち込む老人がいた。 御硯水と云うらしい。 大月市で唯一つの名のある水らしく、石板(名板)を立てる準備をしているという。 水を守る一助となればと云っていた。









Posted by tenkara1nen at 21:00│Comments(0)
│山歩き
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。