2012年10月17日
三頭山
10月14日 天候は、あまり良くありませんでしたが、三頭山に登ってきました。

昨日の笠取山の山歩きが、思わぬ長時間になり、疲れ果てて帰ってきました。 にもかかわらず、ふろ掃除をして、ビールを飲み、風呂に入って、またビールを飲んだものだから、そのまま寝てしまいました。 今朝は4時前に起きてしまう始末です。

桧原都民の森から三頭山に登る計画を立てましたが、今出発すると時間的に早すぎるのです。 テレビを見ながらコーヒーを飲んでも、まだ五時です。 駐車場は公式には八時に開錠しますが、都民の森までは一時間半くらいの道のりなのです。 五時半に出発してしまいました。

途中でなるべく時間を使いましたが、それでも七時前に到着しました。 当然開錠されていませんので、夢の滝などを見るために、一旦集落まで下りてプラプラしました。 そして再び都民の森に行くと、やはり開錠されてはいません。 が、車が三台並んでいましたので、私も最後尾に付けます。 七時半、やっと開きました。

結局十台以上の車が一気に入り、あちこちで準備のため人が動き始めます。 隣の老夫婦は朝飯を食っています。 着替えている人、準備体操をしている人、それぞれですが、私は待っている間に準備は済ませていたので、一番に出発しました。

奥多摩方面の写真を撮り、タラタラ歩いていると、ソウシチョウの群れに出くわしました。 相当の数で、周りを囲まれたような雰囲気で、シャッターチャンスを窺います。 しかし、焦点が合う前(他のところには合っているかも)にシャッターが切れてしまいました。

こんなことをしているから、二人の登山者に抜かれました。 まぁ釣りではないので、どうでもいいことですが、ただ一定の距離が空かないと、野鳥には出合い難いのです。 時期であれば三頭大滝辺りは紅葉が綺麗なのですが、まだまだ緑のままです。 ここからは、石山の路、深山の路で稜線へ向かいます。

石山の路は、名前の通り石が露出しており、路に尖った石が転がっているので、非常に歩きにくく危ない。 杖を下ろすところにも注意して、尾根まで上がります。 尾根まで上がっても、稜線までは急な坂を登り続けなければなりません。 汗びっしょりで登りました。

みんなはすっすと登るのに、私の歩みは本当に遅いのです。 この路自体を登る人は少ないはずなのに、二人の老夫婦に追い付かれました。 もう少し頑張らなければいけません。 彼らは栗を拾ったり、キノコを探したりしながら歩いているので、抜きつ抜かれつの山行きになりました。

陽はほとんど出てきません。 それでも、富士山が見えること祈りながら尾根を歩きますが、林の隙間からは見えません。 富士山、富士山と呪文を唱えながら、最初のポイント、大沢山に着きました。 呪文の効果はなく、残念です。 残念な顔の記念写真を撮りました。

野鳥の写真は撮れないので、草花の写真で我慢して、避難小屋までやってきました。 そこには双眼鏡を持った若者がいて、野鳥を追いかけていました。 野鳥はなかなか見れませんね、と話しかけて、私は富士山を探します。 空全体に雲がかかっており、うっすらと見えたり見えなかったりしています。 私のカメラでは焦点は合いません。

三頭山(西峰)山頂まではもう少しです。 どうも最後の木の階段はいけません。 元気であれば歩幅が合うのですが、一段一段の高さがあるので、疲れている場合は、時々勢いを付けなければなりません。 ますます疲れるところです。 いよいよ山頂です。

残念! 残念! 非常に残念です。 南の空の一部に青空が見えますが、低い位置に雲がかかっており、富士山のあたりだけ雲が高くなっています。 富士山が見ません。 ベンチに腰掛けて、水を飲み落ち着いて、再度富士山にかかる雲を分析します。 雲はなくなるか? 切れ間は発生するか?

しばらく待ちました。 頂上がちらっと見えたり、斜面の一部が見えたり、うっすらと見える時間がありました。 写真よりも、直に見た方がいいのだ! 納得して下ります。

東峰方面に下り始めると、野鳥が登山道を横切り、鳴き声もわずかに聞こえます。 脇に逸れて、野鳥を探します。 ヤマガラとコガラがたくさんいました。 ほんの2~3mのところまで何度かやってきましたが、その時にシャッターが押せません。 遠くのヤマガラを1羽だけ写すことができました。 もう少し、反応の早いカメラが欲しいものです。

三頭山の中央峰と東峰へは行かず、巻き道で下りました。 昼までにはもう少し時間があるので、今登ってくる人の数は多いのです。 おそらく頂上で昼ごはんとなるのでしょう。 ただ、私が会った人の数は20人以上なので、頂上は満員電車のようになるかもしれません。

馬の背まで下るとコマドリの路が合流し、この路を下れば野鳥観察小屋です。 昼飯を野鳥観察小屋で食うわけにはいきませんので、このまま見晴し小屋まで登りました。 ここで昼食です。 昨日は激辛ラーメンでしたが、今日はカップヌードルです。 景色を見ながらラーメンをすすり、一服するときにはインスタントコーヒーです。 誰もいない見晴し小屋です。

探鳥の路を使い下山します。 探鳥と云うからには野鳥がいるだろうと期待して下って行きました。 しかし、まさに探鳥、野鳥を探して探して、回廊の路までに一羽の野鳥も探せませんでした。 回廊の路との出合いにでます。 そこには、展望デッキがありますが、おばちゃんたちに弁当を広げられており、デッキに乗ることはできません。 散々です。

野鳥観察小屋へ向かいます。 やっぱり野鳥に出会えません。 もう何度来たことか、後何度来れば野鳥に会えるでしょうか。 トボトボと駐車場に戻ったのは、出発してから6時間後でした。 今日も疲れた~


















Posted by tenkara1nen at 21:55│Comments(0)
│山歩き