2024年07月19日
パンパンの腹の岩魚が
2024年7月15日 小菅川の支流の沢で岩魚を探した。 ここも以前のようには岩魚が出てこなかった。 流れが浅すぎたようである。
一昨日に小菅川の源流部を釣ったのだが、水量があると思った流れには水がなかった。 岩魚は神経質になっているのか、いるはずのところで出てこなかった。 それならば、思いっきり水の少ないところではどうだろうかと思って、小菅川の支流の沢に行くことにした。 狭いところなので車が近くにあれば諦めるしかなく、その時は峠を越えよう。
フィットの動輪が滑ってしまう林道を少しだけ進んで停める。 林道を歩いて流れが近づいてくると、水の少なさがよく分かるのだが、静かな流れも多く見える。 あとは岩魚が流れを見ているかどうかである。 真っ白い流れの脇に毛鉤を落していると、その白い流れにジャンプしていく岩魚を見た。 もう上流を目指しているのだ。
狭い場所に倒木があると振り込みたいところに振り込めず、それどころか先へ行くだけでも面倒になる。 振り込めなくても覗き込んで岩魚の影を探す。 そして、黒い影が走っていく。 浅く狭い場所は岩魚がいそうな場所が少ないので、次の機会はずっと先になってしまう。 歩くだけの時間が多くなる。
滑の流れで高低差が出てくるのだが、その最初の場所で岩魚が出た。 鯉のように腹が大きくパンパンで、今まで見たこともないような岩魚である。 きっと蛙のよな大きな獲物を捕らえたに違いないのだが、それでも小さな毛鉤を狙うとは何と貪欲なのだろうかと、岩魚の本性を見たような気になる。 この岩魚はきっと大きくなるに違いない。
滑の流れを進んでいく。 岩魚はなかなか出てこない。 やっぱり水が少ないので、石の下から出てこないのである。 やる気のある岩魚が少ないのであろう。 「ここで止める」場合が多いところへやってくると、やる気のある岩魚がいた。 この流れで求める赤いヒレの岩魚に近いのだが、如何せん小さい。
今日は時間がたっぷりあるので、斜面を登って巻くのをやめて、滑の岩盤を登っていく。 誰が付けたのか、最初の難関にお助けロープがあったので、登ることにしたのだ。 私にとってはロープがあっても、とても難しい登りなのに竿を持ったままで、危なくてしょうがない。
岩盤を登っていく。 あまり登らない場所なので記念撮影をする。 場所が場所なので、注意深くカメラの場所と自分の位置、そこまで走り登る足元を確認する。 いつになく確認すると、頭がちょん切れていたので再度写す。 釣れないものだから時間がたっぷりあり、自撮りばっかりしてしまう。 何しに来たのだ!
いつも斜面から見ると、ちょくちょく魚影が見える落ち込みも、今日は全く見えない、出てこない。 せっかく流れを歩いてきたのに残念である。 しかも、これ以上進めなくなり、釣り人の路に上がるしかないのに容易いところがない。 必至の登ってもまた下りることになるのが悩ましい。
出合いまでやってきても岩魚が出ないので止めにする。 大きな岩魚は出なかったが、鯉のように太った岩魚を見て、赤いヒレになるかもしれない岩魚も見られたので良かった。 次は、太った岩魚が尺になったところと、橙色のヒレが赤くなった岩魚が見られるに違いない。 さぁ、戻ろう。
Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│小菅川