2024年06月28日
時間が足りない釣り
2024年6月24日 合わせ切れを起こした岩魚を求めて後山川に行ったものの、岩魚の写真に時間を取られてしまい、目的の場所まで到達できなかった。
私の行きたいところへは体力的に行かれないし、その近くまで行こうとしても、それは時間が足りなくなって結局行かれない。 そうなるとフィットから近いところでの釣りとなり、外された記憶を頼りに竿を振ることになる。 最近はそんな釣りばかりである。 今日もまた合わせ切れを起こした大きな岩魚(釣り人の話)に再び挑戦する。 行先は後山川である。
林道ゲート近くには車が三台、そのうち一台は電動アシストに乗って青岩谷に向かったので、残るは二台の車に乗った釣り人である。 そんなことをいくら考えても、私がここから行かれる流れは二つしかないので、くよくよせずにさっさと巡視路を歩く。 巡視路の最初のあたりに大きな尖った石が落ちている。 このところの大雨で崩れたのだ! ヘルメットを持ってくれば良かった。
流れが近くなって竿を振り始める。 最初は前回グググッと抵抗されて外れてしまった場所を探る。 ずいぶん頑張ったが小さな岩魚さえ出てこず、諦めるしかない。 石垣堰堤でもずいぶん頑張って、こちらは18cmの岩魚が出てくる。 もっと大きな岩魚がいてもおかしくないのだが、と思いながら先へ行くしかない。 しかし、出てくる岩魚がだんだん小さくなってくる。
強い流れの脇の僅かな逆流、浅く真っ白な流れの中、取りあえずニ三回振り込んで進めば、岩魚は出てくる。 しかも22cmというなかなか手応えのあるもので楽しいが、どの岩魚も色がなくて少々面白くない。 岩魚はあちらこちらから出てくるので、このところの大雨で岩魚が移動しているのである。 そんな釣りになってきたので、写真を残すために時間が取られる。
岩魚は前回出た場所ではないところから多く出てくる。 それでも、ここにいるだろうというとこからも出てくる。 ただ、大きめの淵、ここには大きな岩魚がいる、出たこともある、そんなところからは尽く出てこない。 その上沢の出合いからは全く反応が無くなり、登魚尾滝まで岩魚は見られない。 これはどういうことだろうか、そんなことを斜面を登っているときに考えるのは危ない。 ほら!
巡視路で滝を巻き、流れを渉る桟橋辺りから再び竿を振る。 なんだか今日はたくさんの岩魚が出てくるが、ギュ~と引き込んでくれる岩魚はほとんどいない。 流れている場所では、咥えたまま動かずにいるので竿を上げる機会が分からない。 と云うことで、大きな岩魚がいても外れてしまうのである。 姿を見られる岩魚は、また小さいものになってくる。
さっさと先へ行かねば、最も期待する(目的)ところまで行かれない。 そこに立ちはだかるように、プールのような場所が私を誘う。 最初は流れのあるところに毛鉤を乗せると、毛鉤が回ってきて流れ出しに向かっているところで、ス~とラインが引かれる。 ポンと合わせれば心地よい引きが伝わり、毛鉤を咥えた岩魚は十分に楽しませてくれる。 岩魚は21cmである。
普通ならそのまま先へ行くところだが、もう時間がないこともあって、もう一度、今度はゆっくり巻いているところに毛鉤を落す。 すると沈んだ石から岩魚が現われて、毛鉤に向かってくるのが見え、一部始終が見えて引きも心地よい。 大きさはさっきより小さい20cmだが、No2だから仕方ないのだ。 同じ場所で二匹が出てくるのは私には珍しく、これもまた釣堀みたいで楽しい。
大きな岩が二つ並ぶ場所で合わせを失敗して、釣りは終了である。 あともう少しで、あの合わせ切れを落した場所なのだが、もう予定時間を過ぎているので諦めるしかない。 結局最大の目的地には到達できないままの終了となる。 結局岩魚の顔が多く見られると、ここもあそこもと毛鉤を落してしまうのがいけないのだ。 次は誘惑には負けずに来なければと思ったものである。
目的の流れまで行かれなかったが、多くの岩魚を見たので良しとしなければいけない。 私の性格を考えると、まずは目的の流れまで目をつぶって歩くしかない。 体は年を取っていても、気持ちはまだまだ子供なのである。
Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│後山川