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2024年06月18日

 岩魚はいるが釣れない

 2024年6月15日 岩魚の反応は多かったが、なかなか網まで持ってこれなかった。 土日は様子見なのである。

最初の落ち込み
 土曜日と日曜日の釣り場どこもいっぱいなので、そこへあえて行くんか、人のいないだろう流れへ行くんか、いつも悩ましい。 土日の釣り人の邪魔をしない方がいいので、時間はいつもより遅く出発すると云うことで、最も近い流れの一つ、小菅川の白沢川へ行くことに決めた。 まぁ、釣れないかもしれないが、沢の様子見とすることで言訳とする。

いい感じだが竿は降り難い
 最初に小さな岩魚が出て、これはいいと感じた。 次がなかなか出ないのは、水量が少しあるせいで、白泡のない場所がなかなか見つからないからである。 目線にある水面は平らである。 静かに水中が見えるところまで上がってみると、すぐ前に黒い岩魚がいた。 浅いので動くと気付かれると思い、手だけで竿を振り毛鉤を落す。 しかし、竿が見えたのか、毛鉤が落ちる前に逃げられてしまう。

少し痩せている岩魚

巡視路で移動中に気になった木が
 二匹目の岩魚が落込みの流れで出たのは喜んだが、その後が良くない。 最初の岩盤の流れ、樋状の流れまで毛鉤を振り込む場所がないこともあって、小さな場所にも振り込みながら歩く。 落込みからの流れに毛鉤を流せば、毛鉤はいきなり止まりビクビクッと感じただけで終了。 フンと竿を立てて喜べば、沈んだ枝ににげこまれ、結局絡んでしまって外れる。

誰の仕業か、鹿か熊か
 浅い流れでは、立てた竿で一気に引き抜いてしまい、小さな岩魚は後ろに飛んでいってしまう。 竿が立てられないところでも無理矢理に、一度だけだと振り込んだ毛鉤に口が出て咥えている。 ブルブル頭を振る岩魚をただただ見ているだけで、どうすることもできずに外れる。 岩魚は二匹見て、四回は見られない。

最も大きかった岩魚25cm

樋状の流れ
 流れを遡るのは私の技量に合わせるしかない。 滑の流れを少しだけ進んで諦め、斜面を登って巡視路に立つ。 おそらく、世間の人からすれば流れを進むのが楽で、斜面を登るほうが敬遠されるはずなのだが、私は濡れることを、次に路に上がれることを気にしてしまい、戻ってしまうのである。

奈良倉滝は壮観だ
 路に上がって山葵田が見えてくる桟橋で小さな岩魚を見て、次の桟橋の先で思わぬ岩魚が出る。 山女を狙っているのかと云う流れでは反応がなかったが、その本筋に脇からの流れ込みがぶつかるところに毛鉤を落せば、しっかり毛鉤を咥えてくれた。 なんと、小さな岩魚だけしか見なかった中で、25cmの大きさであった。 ビックリである!

小さいけれど色よい岩魚

砂利が溜まった樋状の流れ
 横に山葵田がある流れでは三回も外されて、一匹の小さな岩魚を見るだけである。 また路に上がって奈良倉の滝を目指す。 途中で毛鉤を咥えた岩魚がいい。 樋状の流れが塞がれていて、その塞がった場所で咥えたのが20cmに満たない岩魚で、小さくてもとっても色がよい。 全身が黄色、あるいは緑に見えて、更には大きくも見えるのである。

石垣の上を進む
 奈良倉滝は水量があって壮観である。 今日は巡視路には上がらずに、滝のすぐ横を登ってみる。 結構上りやすいのはいいが、落ち口に上がるところがヌルヌルでなかなか怖い。 ここを登るのは二回目であるが、次はやっぱり巡視路に上がろうと思う。 ここから先は山葵田の石垣がしっかり残るところなので、振り込むべきところは殆どない。

撮り方が下手な岩魚

こんなところにいるのか~
 昨年までは鹿よけのネットが残っていたが、今年は解禁当初からなくなっているので、歩きやすい。 最初に振り込んだところは、落枝に毛鉤を引っ掛けたので、取りに行って場を荒らす。 岩魚が見えるところでは外してしまい、戻った毛鉤が枝に引っかかり毛鉤を失う。 次のところで23cmのとっても色のいい岩魚を引き出す。

戻りは巡視路で
 最後となる渓の出合いにやってきて、桟橋に腰掛けて休憩する。 メモを改めて見ると、相当数の岩魚に逃げられている。 20cmを越える岩魚は三匹であるが、逃げられた中にもっと大きいものがいたに違いないと振り返る。 竿が振り難い分生き残っているのかもしれないと思い、明日はどこへ行こうかと考えながら戻る。



タグ :岩魚

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