2023年04月20日
釣りが難しい流れ
2023年4月16日 一の瀬高原キャンプ場の中の釣りは思わしくなかった。 西側を釣ったが東側の流れを渡るときに大きな魚影を見てしまった。 こっちの流れが良かったと思っても、もう遅い。
もう四月も中旬なので、早く流れの様子を探っておかねばならない。 小菅村漁協と丹波川漁協の管轄流域で、私が行きたいよころの状況を探っておかねば、これからどこへ行くか決め兼ねてしまうのだ。 というような理由を付けて、ただ釣りに向かっているだけなのだ。 今日は多摩川上流の一の瀬高原キャンプ場横の中島川である。
二之瀬橋に立って下を見れば、魚影が見えたのが良くなかった、 今日の予定にはなかった場所ではあるが、見てしまったのでしょうがない。 護岸された堰堤間の流れに回って、竿を出す。 見えた魚影とともに二カ所で出たが、共に外れてしまう。 悔しがってはいられないと、改めて流れに入りなおす。
キャンプ場の最南端まではこの前釣られなかった場所なのだが、スッスと行こうとしたが竿を延ばしているので、毛鉤を飛ばしてしまう。 小さなやめが3匹出てきたが、大きめの山女は外れてしまう。 いつもの釣り人の話である。 テントのあるキャンプ場を横切って、いよいよ目的の流れである。 キャンプ場に人は見えない。
浅く白い砂底なので、定位していれば絶対見えるはずなのに見えない。 それでも流してみるしかないと、やたらに竿を振れば岩魚が出てくる。 浅い白泡に巻き込ませた毛鉤に反応があって、ぐっと竿を立てれば重い引きで、これまでに出てきた小さな山女とは大違いである。 大物だと思った山女は、17cmしかない岩魚であった。 情けない!
朝飯を食っているキャンパーがいた。 流れのすぐ横で食べているものだから、黙って通り過ぎることはできずに釣りの話をする。 「ここには何がいるのですか」、「向こう側がいいのではないですか」、などなど話して先へ行く。 ここで釣ってどや顔をしたいと思って、5m先でどや顔ができた。 しかし、15cmの岩魚で振り向けなかった。
藪がひどくなって釣りの気分ではなくなったからか、毛鉤を藪に引っ掛けてしまう。 抜けて開放されると、竿が自由に振られる最後の場所となる。 水量がないので白泡は少ない。 二つの落ち込みが合わさるところに毛鉤を落せば、岩魚が出てくる。 山女を求めても岩魚が出てくる。 出てくる山女は小さい。
再び藪の流れに突っ込んでいくのだが、竿を振られないまま進んでいく。 ついに、流れに倒木が横たわり、藪を掻き分けるしかない場所にやってくる。 竿をたたんで藪を越えるか、このまま終了するか、悩むところである。 遅い時間からの釣りなので、いい時間ではある。 とりあえず竿をたためば、「終了」を決める。
戻りは桜を見ながら、いい天気の下をカチャカチャ言わせながら下っていく。 途中中川を渡る橋から流れを見れば、大きな魚影が見えた。 ちょっと竿を振るか、あの魚影の正体を見たい、時間が許すのか、ここだけで終われるのか、いろいろ考えていると「最初からここを釣ればよかった」と思ってしまう。 でも、もう遅いのだ。
Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│一之瀬川