2022年05月08日
滝のある沢の岩魚
2022年5月6日 冬に凍結を観にいった滝まで釣った。 遡行が難しいところは全部迂回して時間短縮である。

ゴールデンウィーク中は観光施設以外はみんな休みである。 親戚が訪ねてきたりして、なかなか休みにならないのも事実である。 しかし、そんなときの隙間がチャンスなので、後は天候次第である。 幸いにして今日は天気が良いらしい。 さぁ釣りに行こう!


最近はフィットに無理させないような場所を選んでいることに気が付く。 なるべく悪路が少ないところに足が向いているように感じ、今日行くところは整備されていない悪路であるが距離は短い。 なるべく奥まで進み、邪魔にならない場所に駐車し、すぐ近くから釣りだす。

この流れには昔からの山路があって、戻りが非常に楽ではある。 流れの水は多いのかと思ったが、思ったほどではなく毛鉤を落すには丁度よさそうである。 最初の小さな落ち込みの下は深い。 沈めてみることにして引き出したのは、大きめの岩魚である。 今日は調子が良いのかと気分が良い。

「今日は調子がいいかも」と思ったのも最初だけで、やっぱり細い山葵田の流れには毛鉤を落せるところが少なく、出てくる岩魚も当然少ない。 やっと出てきたと思っても、必ず岩魚は小さい。

小さい岩魚を相手にするのも悲しく、可愛そうになって、小さな場所には落さないように心掛ける。 15cmには程遠い12cm程度のものまで引き出してしまったのである。 さすがに「これはいかん!」と考えざるを得ないのだ。

浅く細い流れでは、ちょっと広がった場所には必ず岩魚がいるが、だいたいは石の奥にいる。 苦労して毛鉤を石の脇に流すと出てくるが、竿が立てられなくて二匹を外してしまう。 そして一匹だけは成功したのが20cm程度ということは、大きな岩魚は奥にいるということだ。

流れが滑になると、すぐに樋状のになる。 歩くだけでも大変なので、竿は振られず進むだけになる。 私が進むのを躊躇するところでは、水面にチャパチャパ毛鉤を落すと、いきなり岩魚が現われた。 迷わず合わせて・・・合わせ切れである。 ズルズルの急斜面を登る。

山路を歩き、下に見える滑の流れを眺める。 あそこにはいるのだろうと思いながらも、下りられず、どんどん歩くと流れが近くなる。 整備され始めた山葵田脇の流れに下りて行って、深めの淵に毛鉤を何度か落せば、石から岩魚がゆっくり出てきて、ゆっくり咥えた。 ドキドキした岩魚は七寸を超えるものであった。


滑の流れになって、と以上の滑になって、いよいよ大滝が近くなる。 ゴールデンウィークという訳ではなく、解禁後二カ月も経っているので、もう相当に攻め立てられているに違いない。 冬を越えた岩魚たちはいなくなっているのだ。

急な石垣を登ると滝が見える。 この滝を観に来たのだ、そうに違いない。 釣りに来たのではないのか? あんまり釣れないものだから、そう考えて気持ちを切り替える。 本日終了である。














Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│小菅川