2021年08月09日
昼からちょっと釣り
雨でも小菅村は大丈夫と、昼から釣りに行った。 水量は増しておらず、岩魚は少なかった。
昨日から雨で、台風も近付いているという。 せっかくの連休に、釣りに行かない手はないと、天気予報と睨めっこし、山梨の雨は止むという情報を見た。 まぁ「ちょっとだけよ」と釣りに向かう。 家人には釣りとは云わずに車に乗った。
小菅村でも、あっちこっちに車が停まっており、この連休に人が出ていることが分かる。 小菅フィッシングヴィレッジでは、小雨にもかかわらず虹鱒のつかみ取りをやっている。 子供のにぎやかな声が聞こえて、きっと記憶に残る雨だと推察する。 驚きは、最終民家の先にある養魚場跡のキャンプ場に、五六台の車が停まっていたことである。 ここには滅多に車はないのである。
雨が上がりつつあり、時間がないこともあって、源流奥まで行くのは止めて、二番堰堤上に入ることにした。 暫くラジオを聞きながら、雨が止むのを待つ。 しかし私のことである、そんな悠長なことを源流を目の前にできるはずもない。 さっさと着替えて、棚倉沢の仕事路に入り、小菅川を渡って、危険な釣り人の路(山葵田への路)に乗る。 ドキドキしながら沢に下りると、そこは砂で埋まった流れであった。
とても岩魚が出てくるようには見えず、毛鉤を落したくなる流れではない。 沢の下流は特に土砂が積もって、わずかにあった淵はすべて土砂に埋まる。 岩魚がいるとしても、落ち込みの中しか居場所がない。 やっと岩魚が出てくるのは、歩きはじめて最初に見た淵である。 落ち込みからの流れが渕尻にぶつかり、巻き返していくところで出た。 20cmを越える岩魚で興奮する。
岩魚は立て続けに出てくるのだが、いずれも小さく、最初の岩魚より大きくはならない。 それでも、引きの感触はいい。 岩魚が毛鉤を追ってきた。 なかなか毛鉤を咥えないので、毛鉤を動かしながら、何度も流して、やっと渕尻で咥えた。 見えた岩魚にはしつこく毛鉤を送り込むので、時間はどんどん過ぎていく。 しかし、その見える岩魚が少ない。
いや~ これまでにない埋まり方に、ほとんど毛鉤を落せず、絶句するしかない。 表面を流れるように、流れに厚みはなく、落ち込みから50cmもすれば砂底である。 ちょっとでも広いところには、何度も振り込むが白泡から出てくる岩魚はいない。 その他は、山葵田の石垣がどんどん壊れ、溜まり続けてしまい、どうしようもない流れで、もっと雨が降ることを願うしかない。
もう大滝が見えた。 最後が近づくころ淵から続く砂底に定位する岩魚が見えた。 これがなかなか難しい。 白泡から毛鉤を流すと、ゆらっと動くが咥えない。 何度目だろうか、今度こそと思って毛鉤を見ていると、横から飛んできた岩魚がいた。 横取りするように毛鉤を咥えて、逃げていく。 見えている釣りはなかなか面白いもので、ドキドキ感が堪らない。
大滝は、水量があるようには見えないが、滝下の余計なものはどんどんなくなっている。 一旦水量が増して、落ち口が広がり、今また水量が元に戻ったのである。 飛沫はマイナスイオンを含んでいると云われるが、それが谷を下っていくので、眺めているだけで気分爽快である。
さぁ戻ろう。
さぁ戻ろう。
Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│小菅川