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2016年03月02日

 デジカメで野鳥を

 九州の田園地帯の野鳥をデジカメで写した。 思った以上にきれいに写せたので、少し紹介する。

我が家からの朝陽、靄っている
 なるべく荷物を軽くするために、デジカメしか持たずに帰省した。 しかも足がないので、足で歩くしかない環境なのである。 実家と病院を一日に少なくとも一往復するたびに、田んぼの中、川辺の道、散歩道、そして街の中を通るのである。 野鳥にも多く出合ったので、デジカメを使ってでも写したくなるのである。 以前の釣りのときと同じように。

街を流れる花宗川
 川の流れの脇を歩くと葦が生えている。 正月に来た時と違うのは、下流に行くにしたがって刈り取られていたことである。 野鳥の棲家、餌場が少なくなり、水の浄化作用もなくなってしまうのではないかと、非常に気になるところである。 その代わりに、ガタを餌場にする野鳥は増えているのかもしれない。

オオジュリンが睨む
 最初に見たのは、(ネットで調べた結果)オオジュリンである。 スタスタとアスファルトの道を歩いていると、脇の葦原から野鳥が飛び立った。 二羽しか見えなかったが、もう少しいたような気もして、歩みを停めて、改めてそろりそろりと葦原を見ながら歩く。 また飛び立たれた。 またまた、ゆっくり歩き葦原の切れ目までやってきて、やっと捉まえた。

彼方を見つめるオオジュリン
 葦の花をくちばしでつまみながら、葦の間を渡っていた。 やっぱり二羽のオオジュリンであったので、番ではなかろうかと思った次第である。 しかしどうも、最初に見た野鳥はオオジュリンではなかったように思ったが、とりあえずデジカメのズームをいっぱいに伸ばし、パチャパチャ写してみた。 焦点が合わないものが沢山あったものの、思ったよりもはっきり写っているものがあり、驚いたものだ。

ツリスガラの全身を見るのが難しい
 再びこの路を通った時には、ツリスガラを見つけた。 やっぱり歩いている先から野鳥が飛び立ったので、やっぱり歩みを緩めて、やっぱり探しながらゆるゆると進んだ。 集団がいる場所は見つけたが、どうも葦が邪魔ではっきり見えない。 しかし、これ以上近づくと、確実に逃げられると思い、その場で上体を上下左右に動かして、デジカメを起動した。

ツリスガラからそっぽを向かれる
 いつぞや教えてもらった野鳥で、目の回りだけ覆面をしたようで、体がツルツルに見える、とても綺麗な野鳥である。 写しながらも、もっと近づきたくなってしまい、じわじわと近づいてしまった。 ズームを目いっぱい伸ばしているので、少しでも動くと、再び野鳥を捕えるのに一苦労する。 デジカメでもファインダーが欲しくなる。

イカルは辺りに注意を払う
 3万人強しかいない街は、かの古賀政男先生の故郷であり、散歩道を歩くと音楽が流れ驚く。 その先には市営の中央公園があり、故郷でありながら初めて中を歩く。 人のいない広場歩いていると、見慣れない柄の野鳥が低木の隙間から飛び立った。 3、4羽が見えたが、散りじりになってしまい、一羽だけを追うと、(ネットで調べた結果)イカルだと分かった。

イカルはまるで、オウムである
 この鳥はどうも地面近くで捕食するのか、低い葉のある木の影へ隠れる。 そこへ私が近づくと、高い木の上へ逃げていく。 そして辺りを見回すことができる位置にとどまり、私の方を見ないように見ているのである。 その高い木のそばへ近づくと、今度はさっきいた低い木の下へ逃げる。 そしてイカルは遠くへ飛んで行った。

イカル
 ここでも、思いのほかデジカメが威力を発揮して、割りときれいに写っていた。 もし三脚で写せたなら、おそらくもっと鮮明に写せるように感じた。 一眼レフの方がいいが、簡単に持ち運び写すには、デジカメが良いのかもしれない。 でも、一眼レフを使えば、その方がいいと思うに決まっているのだ。

散歩道の水門は至る所にある
 このような水門は待ちのいたるところにある。 ただし、こんなに綺麗なものは遊歩道のあるクリークだけである。 散歩が楽しくなり、どこからともなく「影を慕いて」なんて流れてくる。

市営の中央公園、誰もいない
 街の全員が集まってキャンプしても、まだ野球ができるくらい広い公園である。 野球チーム以外にいたのは野鳥と二人の子供だけである。 何とも寂しく、私好みの公園である。

アトリの拡大写真
 田んぼの中の2mほどの県道を歩いていると、正月にも写したアトリ(これも名前を教えてもらった)がいた。 県道を歩いていると、多くの野鳥が春を待つ木から飛び立った。 あぁ~もう少し慎重に歩けば、あの大軍を記録できたのに、と残念に思いながら近づく。 すると、まだ野鳥が8羽ほどいた。 飛び立った野鳥と同じかどうかは不明だが、残っていたのはアトリである。

アトリの食事

背中の模様が見えないのが残念
 この時期は、稲が刈り取られたあとが耕されており、春に目覚める生き物が蠢いているので、野鳥たちの餌場になっているのであろう。 発見しにくいが、道から遠くの土の上では、野鳥がちらちら見えている。 この木の上のアトリも、私がいなくなるのを見計らって、田んぼで食事をするのである。 その証拠に、木の真下まで行っても、逃げようとしなかったのである。

歩道の植え込みにいたシロハラ
 街中の歩道と車道を区切る植え込みにシロハラがいた。 歩道を両足で飛び跳ねながら、植え込みの中を移動していた。 何とも疲れそうな動きで、片足づつ前へ出せないのが可哀想になってくる。 デジカメの起動が遅すぎて、写す機会を失ってしまった。 わが故郷は、人が少なくなった代わりに、街に野鳥が住むようになった野生の王国である。

ちょこっと遠いツグミ
 イチゴの温室の屋根にツグミが逃げた。 田んぼの畦道を歩くとツグミが二羽、飛ぶのが見えた。 一羽が杭の上にとまったので、絶好の機会だと思い、デジカメ起動! まだか~ まだか~ よ~し! こんな感じで、ツグミは逃げた。 もう一羽は、ビニールハウスの屋根に逃げた。 東京で見るツグミより、色が濃く綺麗に見えるのは気のせいだろうか。 ただ、少し遠かった。

潟の文様は、山脈の箱庭
 街を流れる筑後川の支流は、潮が引くとガタが現われる。 これは有明海と同じで、この辺りは干満の差が川まで及ぶ平地なのである。 楽しくて悲しい故郷である。




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