2012年01月09日
野山北・六道山公園の散歩
1月8日 おとなしく近場の雑木林を散策した。 都立野山北・六道山公園は、富士山も綺麗に見え、野鳥にも数多く会える晴天であった。

腰が痛いので療養しようと思っていたが、あまりに快晴の空に体がうずくので、隣町の丘陵地にある都立公園へ行って来た。 快晴の空は真っ青で気分がよい。 気温は昨日に続き低いものの、車に乗っている間は寒さも感じないのである。 防寒対策をやりすぎている出で立ちで、駐車場に下り立った。

なんとなく腰の調子もよいので、颯爽と歩き出す。 赤坂谷戸と呼ばれる谷筋に入ってすぐのところには野鳥の棲家があるので、静かに近づいていく。 「シャリシャリッ」と音が聞こえた。 枯れた高さのある草地から聞こえてくるので、じっと見つめて検索する。 いた! 二羽の野鳥が枯れ草に隠れるように動き回っている。 カメラを構えるところまではできたが、どうしてもピントが合うまでの時間がなかった。

野鳥を探しながらでも、尾根道まではすぐである。 そのくらい低い丘陵なのである。 尾根道では、思った以上のウォーカーとランナーに出会い、とても驚き興醒めだったのはマウンテンバイクの多さである。 尾根道は避け、ところどころの谷に向かってみたが、野鳥を観察する暇もなく、マウンテンバイクがやってくる。 それでも出会う野鳥の数が多いのが救いである。

一つの谷戸に下りて行ってみた。 そこには良い感じの沼があり、もう少し暖かく小魚が動けばカワセミなんぞも来るかもしれない。 とは言っても、今日は全面的に凍り付いている。 野鳥の声は一番奥で響きわたっていて、小さな影しか確認できず、とても写真にはならない。 再び尾根道に戻る。

マウンテンバイクに邪魔されながら、尾根道を展望台に向けて歩く。 日差しを受けて、うっすらと汗をかきながら、展望台に到着した。 そこには、駐車場と広場があり、マウンテンバイクが集まっている横をすり抜けて展望台のある広場に行く。 低い山が続くところに塔があるのだが、周りがもっと低い分よく見える。

展望はすばらしい。 数人のおじさんたちが、山を眺めては経験を話し、鳥を見つけてはうん蓄を披露していた。 一羽の大型の野鳥が上空に見えたときには、鳶、鷹、鷲と彼らは思い思いに判断すべく、特徴を披露した。 私には、非常に参考になる意見であったが、どれが本当かが分からないのは情けない。 もう少し下調べすべきだろう。

富士山が綺麗に見える。 丹沢から大岳山辺りまでの山々が見渡せるが、その山並みから白い富士山がくっきり頭を出している。 ここから見る富士山は、左側の裾が盛り上がっているので、左右対称には見えない。 こんな形の富士山はあまり見たことがないので、また一つ話が増えた。 顔を東に向けると、新宿はおろか東京の摩天楼はほとんど見えていた。 もうすぐ開店する東京スカイツリーの展望台も、靄(ガス)の中から浮き出している。 直線距離で40kmはあるので、今日は本当に空気が澄んでいるのである。

里山民家に寄った。 ここは民家を保存し、田んぼも残して、里山の雰囲気を子供達に見せ、体験させている。 今日もガイドウォーキングが開催されているようで、子供を連れた家族が集まっていた。 民家は、残念ながら改修中だったので、田んぼの周りで野鳥を探し、写真を撮った。
ここから別の道で尾根道へ上がる。 来る時通った尾根道なのだが、途中にフェンスで閉ざされた道が気になっていた。 近づいてみると進入禁止は、「自転車、マウンテンバイク」と書かれているだけで、フェンスに鍵はかかっていない。 所沢のさいたま緑の森博物館に向かう。

「コツコツコツッ」と木を叩く音が聞こえたので、足を止め辺りをゆっくり見渡す。 音は消えているので身動きせずに、次の音を待った。 また聞こえた。 思ったより近くで聞こえたので、ゆっくり右上を探すと、逆光の中で動くものを見つけた。 恐らく写らないだろうと思いながらコゲラの写真を撮った。
狭山湖が見えてくると、腰が痛くなってきた。 もう少しで博物館があるのでは、と歩いたが、湖から道が離れる地点で諦めた。
療養にも鍛錬にもなっていないじゃないかー、という声も聞こえる。








ここから別の道で尾根道へ上がる。 来る時通った尾根道なのだが、途中にフェンスで閉ざされた道が気になっていた。 近づいてみると進入禁止は、「自転車、マウンテンバイク」と書かれているだけで、フェンスに鍵はかかっていない。 所沢のさいたま緑の森博物館に向かう。

狭山湖が見えてくると、腰が痛くなってきた。 もう少しで博物館があるのでは、と歩いたが、湖から道が離れる地点で諦めた。
療養にも鍛錬にもなっていないじゃないかー、という声も聞こえる。
Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(4)
│山歩き
この記事へのコメント
お久しぶりです、以前後山で会ったすごい餌釣師?です
精力的に釣、山歩きをされているようですね
野山北公園の池はまだつりはできるんですね
最近は行ってませんが、仕事帰りによく寄ったものです
公園の近くには、オオタカはまだ居るのでしょうか
そちらの山の上空に、ハイタカが飛んでいるのを見たことがあります
機会が在れば、カメラもってオオタカでも撮りに行きましょう。
精力的に釣、山歩きをされているようですね
野山北公園の池はまだつりはできるんですね
最近は行ってませんが、仕事帰りによく寄ったものです
公園の近くには、オオタカはまだ居るのでしょうか
そちらの山の上空に、ハイタカが飛んでいるのを見たことがあります
機会が在れば、カメラもってオオタカでも撮りに行きましょう。
Posted by Seki at 2012年01月09日 20:24
書き込みありがとう、Sekiさん
あっちこっち行きたいのですが、体が長い時間に耐えられませんので、近場で我慢しています。
私の写真を見ていただければ分かると思いますが、私はデジカメを使っています。 大砲みたいなカメラを持った人と一緒は難しいかもしれません。
基本、山の中、林の中を歩くのが好きなもので、鳥待ちすることが殆どできませんので、偶然しかチャンスがありません。 そんな撮影であればご一緒できるかもしれませんねー
家が近そうなので、チャンスがあればご一緒しましょう。 では
あっちこっち行きたいのですが、体が長い時間に耐えられませんので、近場で我慢しています。
私の写真を見ていただければ分かると思いますが、私はデジカメを使っています。 大砲みたいなカメラを持った人と一緒は難しいかもしれません。
基本、山の中、林の中を歩くのが好きなもので、鳥待ちすることが殆どできませんので、偶然しかチャンスがありません。 そんな撮影であればご一緒できるかもしれませんねー
家が近そうなので、チャンスがあればご一緒しましょう。 では
Posted by tenkara1nen
at 2012年01月09日 22:04

大砲は持ち歩きませんよ
先週は峰谷水系の坊主谷や大丹波のまない沢を
徘徊して映してきました、やはり山の中はいいですね。
坊主谷は大きな山女が居ましたが、解禁すると人が入るので
石の下から出てこなくなります。
昨年、イワナの産卵を撮って来ました
神秘的で良かったです。
先週は峰谷水系の坊主谷や大丹波のまない沢を
徘徊して映してきました、やはり山の中はいいですね。
坊主谷は大きな山女が居ましたが、解禁すると人が入るので
石の下から出てこなくなります。
昨年、イワナの産卵を撮って来ました
神秘的で良かったです。
Posted by Seki at 2012年01月10日 07:02
Sekiさん、連れて行って欲しいものです。
岩魚の産卵シーンなんて見たことありませんよ。
ペアになった岩魚は見たことがありますが、産卵しているところは見たことありません。
それより、禁漁期間に渓流へ下りたことがあまりないのです。
峰谷は行ったことがないのですが、今度行ってみようと思います。
岩魚の産卵シーンなんて見たことありませんよ。
ペアになった岩魚は見たことがありますが、産卵しているところは見たことありません。
それより、禁漁期間に渓流へ下りたことがあまりないのです。
峰谷は行ったことがないのですが、今度行ってみようと思います。
Posted by tenkara1nen
at 2012年01月10日 23:53
