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2024年10月26日

 またも断念、榧ノ木山

 2024年10月24日 ずっと前に断念した榧ノ木山に再び挑戦したが、疲れ果て思わぬ時間を使ってしまい、またもや断念するしかなかった。
 この山歩きで、登山靴の爪先がぱっかりと開いてしまった。 踵を張り付けたばっかりだったのに、今度は爪先、とりあえず張り付けたのだが、やっぱり購入するしかないのだろうか。 次に剥がれたら購入しようか?

雲の中を歩く
 ちょっとだけ雪が残る榧ノ木山をずっと前に計画したが、手前の倉戸山で断念した。 多摩百山の一つである榧ノ木山に再び挑戦しようと、大麦代駐車場から登る計画とした。 もう一つ、先日コメントをくれた「あきちゃん」さんが駐車場近くでカモシカを見たというので、私も見たかったこともあるのだ。

尾根に乗ったところからみはらし台方面

井戸のような作りは何か?
 7時過ぎ駐車場に到着すると、近くの山々は雲に包まれていた。 雲の中の歩きも気持ちいいものだと思って計画に変更はない。 リュックを背負って、駐車場近辺でカモシカを探すが見当たらない。 今日はいないのだと諦め、まずはみはらし台を目指して歩き出す。 路は古い方を使ってひたすら登っていくが、その間ずっと国道が見えている。

交番の上を通過中

道路に出る辺りから奥多摩湖
 尾根まで登ればみはらし台である。 旧道から上がってきたので標は少し上にあるが、昔ふれあいのみちに描かれていたみはらし台は下にあるはず。 石段を下りると荒れた平地となり、ここがみはらし台だったのだ。 しかし、周りの木々は伸び放題で景色は全く見えない。 さて路はどこか? 草の中に階段を見つけると、その先に長いトンネル、獣道が見えた。 腰が痛い私にはきつい路である。

標の文字がさっぱり見えない

温泉神社に山歩きの無事を願う
 路は荒れていて、一カ所あった標は読めないので、使われていないことがすぐ分かる。 交番へ下りるだろう路もあったり、急斜面に張り付いた路は怖くて楽しいのだ。 神経を使った歩きで、やっと原の道路に出るとすでに疲れている。 少し休んで道路を歩き、コンクリート階段を上って温泉神社に無事を祈願すれば、いよいよ登山の始まりである。

天気は良くても雲はまだ薄っすらかかっている
 最初は何とか登っていくものの、私には急なので、休憩する回数もだんだん増えてくる。 路は植林の中を進み、急な窪を登ると広葉樹の森になる。 少しは紅葉しているかと思ったが、まだまだの状態である。 紅葉があれば、それが赤でも黄色でも疲れが吹き飛び、足取りも軽くなっただろうと思ったものだ。 まぁ、緑でも明るいので・・・気休めか~

ロープに沿って歩いて下さい

五本の倒木がある登山道
 せっかくの落葉樹の林を護るためか、登山者が下りで迷うのを防ぐためか、「ロープに沿って歩け」とずっとロープが続く。 ロープはジグザグに進むが傾斜はそれなりにあって、私には相当にきつい誘導である。 以前来た時にはここら辺りに野鳥がたくさんいたのだが、今日は鳴き声さえ聞こえてこない。 野鳥がいれば言訳できるのにと思いながら登る。

少し平坦になると嬉しい
 もう標高1,000mを超えているかもしれないのに、まだ駐車場の真上あたりである。 疲れを癒すための頼みの綱は獣だけだ! ふれあいのみちから鹿網を潜って登ってくる場所には標がある。 平たい場所でもあるので一休みしようと思ったら、一匹の猿が横切っていく。 ススッと木に登って大暴れ、進む路を改めて見れば黒い塊がたくさんあり、それが猿だった。

左右の木は、種類が違う

標があっても路は分からない
 尾根が細くなると斜面が急になり、足元が岩になって再び疲れる歩きとなる。 路に大木が倒れているのを潜るのも疲れる。 そして最後の急斜面は路がどこを通っているのかもわからない。 赤いリボンと小さな標が頼りである。 そのうえ、粘土のような地面が見えているところは滑りそうで歩き難い。 今日は滑らないが、落ち葉が積もり、濡れ、雪が積もったりすると確実に滑るだろう。

少し紅葉

倉戸山三角点、大切にしましょう
 倉戸山に着いた。 広い広い山頂の三角点で記念撮影するのだが、どこかに座りたくてしょうがない。 足がつりそうなのだ。 標高差630mを二時間半かけて登ってきて脚への負担が大きかったのである。 標準で一時間半くらいのところ二時間半かけたので、これから標準一時間半の榧ノ木山に向かったら順調に行っても昼過ぎに山頂である。 家は五時過ぎになってしまう。 どうしよう!

駐車場の紅葉、もう少しだぞ~

 取りあえず考えながら、計算しながら榧ノ木山方面に歩いていく。 一旦下った後に登りを見てしまい、やっぱり時間内は無理だと思う。 諦めるのは簡単なのである。 山は一日を使わないと登れないのだ。 これでは多摩百山はとても登れないので、たまには八時間くらい使わないといけない。



タグ :倉戸山

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