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2023年09月27日

 面白い岩魚たち

 2023年9月24日 大きな岩魚を探しに行ったが、やっぱり出なかった。 一之瀬川の最上流部で、相手をしてくれた岩魚をじっくり見た。

夏焼沢の入口
 早く出ようと思っていたが、なんじゃかんじゃでいつもの出発時間となって、一之瀬集落の中川橋に到着したのは七時近かった。 しかも9月最後の日曜日で、後山川入口や丹波川の降り口、一之瀬川の下流部にはたくさんの車があったので、中川橋の駐車場所が心配だった。 やはり一台の多摩ナンバがあったが、茸採りと考えることにした。

いつもの場所から黒川鶏冠山の尾根方面
 来るから降りて気温9℃の中に立つと身震いする。 アロハシャツでは寒すぎるので、合羽を防寒の代わりに着こんで歩き出す。 誘惑に負けず歩き、最終堰堤を越えても頑張って二股に到着する。 汗はほとんど掻かない寒さである。 出合いの上にある浅い淵はいつも外される岩魚がいる。 それをまずは狙う。

流れからの反応がない
 石の影になっている緩い槙前氏に毛鉤を乗せると、キュッと引き込まれ、今まで二度も外された岩魚の顔を見られた。 これで一安心して、いよいよ夏焼沢に入っていく。 するとすぐに岩魚が咥えたが、途中で落ちてしまった。 この後、最初の岩魚の出た場所がいけなかったのか、緩い合わせの落ちた岩魚が悪いのか、と思ってしまう事態となる。

白っぽい岩魚

強い流れから出た時は驚いた
 夏焼沢に入ってすぐに、まったく当たりのない状態、定位する岩魚が見られない状態が続く。 それは非常に長い間、一時間ほど続いたのである。 まぁ、あまり期待する場所はないので仕方がないと思いながらも、やってきた沢の選択が間違っていたのではないかと、モヤモヤしていた。 そしてやっと、ぽつぽつ出始める。

丸い淵で合わせ切れ、大物だった!?
 やる気のある岩魚がいる場合、最初の一発で出る確率が高い。 しかし今日は全く反応がないので、期待する場所に来た時にも何げなく毛鉤を落してしまった。 白泡に潜っていく毛鉤が、いきなり引き込まれた。 不意を突かれた格好になって、私の右手は強烈な反応をしてしまう。 そうです、いつものように合わせ切れをしてしまった。

岩魚が出ないのに疲れて休憩
 期待する場所はもう一カ所あり、今度は慎重に近付き、狙いどころを決めて一発目の毛鉤を振り込む。 奥の流れ込みの脇であるが、その一発目で淵に沈んでいた枝に引っかかる。 意図を切ろうかとも思ったが、残り少ない毛鉤を失う訳にはいかず、淵に入って回収に向かった。 魚影が散る、大失敗である。

黒っぽい岩魚、色がすごかった

橙色の斑点が目立つ
 出てくる岩魚は期待よりも小さくて、その数も少ない。 岩魚をじっくり見る時間が増えたともいえるので、その通りに時間を使った。 気になる岩魚は、全体が黒っぽくガンメタリックのようである。 そのくせ、いやそのせいで橙色の斑点がとてもも目立っていた。 もう少し大きければ、すごみが出てくるのだが。

岩魚に見えない岩魚

斑点は黄色、模様はサバ
 気になる岩魚はもっといる。 全体が白っぽい岩魚で、白い斑点がほとんど見えず、橙色の斑点は黄色く見える。 斑点が見えないせいで、岩魚の地肌が丸見えで、背中の模様もクッキリである。 その模様を見ているうちに、この魚は岩魚じゃなくてサバじゃないかと思ってしまう。 そう思いながら見れば、ますますサバに見える。

取ってつけたような頭の岩魚

パーマークの崩れ、背中の模様はみんな同じなのか
 最後に気になった岩魚は、最も上流の僅かな流れにいたものである。 色はとっても良いのだが、やっぱり白い斑点があまり見えず、橙色の斑点も薄い。 背中の模様が良く見えるのだが、それはパーマークの上が崩れて、沼地の水路のように見える。 今まで背中の模様は気にしていなかったが、これが岩魚の本当の地肌なのかと思ったものである。

細く浅い流れにいた岩魚

最後に岩魚が出た流れ
 岩魚が少ないせいで、二つ目の二股まであまり時間がかかっていない。 と云うことで、今まで一度?しか見にいっていない場所を上っていく。 谷は広いものの流れは非常に細く、白い砂底で浅い。 山葵田には格好の場所だったに違いない。 岩魚は二匹出て二匹外れて、とうとう1,700mを越えるところまで登る。 遡り過ぎだ!

標高1,700mを越えた辺り
 結局のところ、目的の大きな岩魚は出てこず、取り逃がし、釣りの終了を決める。 ちょっと遡り過ぎたようで、路のない渓を下るのに相当な時間がかかってしまうのだ。 面白い岩魚を見たことに満足し、急いで、注意しながら下らなければならない。



タグ :岩魚

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この記事へのコメント
やっぱり!中川橋に車とめてたのは自分です。
帰りに白いFITがあったので『もしかして?」と思ってました。
お会いできれば色々お話しができたのですが、残念です。
ちなみに中川を初めてテンカラオンリーでやりましたが、
結果ボウズでした。。。
後は最終日の30日のみです。どこでやればよいのやら。
Posted by MTBの釣り人 at 2023年09月27日 18:50
立派な車に乗っておられますね~ MTBの釣り人さん

今年の中川は岩魚が少ないように感じます。
私も考えられないボウズの日がありましたよ。 どうなったんでしょうか?

私の30日は雨さえ降らなければ、釣り場は決まっています。
 内緒ですが・・・
そして、もし後山川の道が開けば・・・どうしましょう。

残り少ない渓流日和(今日も行きますよ)、お互いに気を付けて過ごしましょう。
手持無沙汰の時には、またお立ち寄りください。
Posted by tenkara1nentenkara1nen at 2023年09月28日 04:00
 
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    コメント(2)