またボウズ、どうする

tenkara1nen

2025年05月17日 18:00

 2025年5月14日 雪の中でボウズだった貝沢川に再び行ったが、またしてもボウズであった。 ここは釣り場じゃないのだ。

 先日行った貝沢川がボウズだった()ので、今日はその先まで釣って、本当に山女がいないのか確かめるのだ。 先日釣った流れには、小さな淵がたくさんあったのだが、今日釣る予定の流れには淵はないので、少々心配である。 まぁ、最初に来た時(一回目二回目)にいい思いをしてしまったので、ちょっとだけ執着しているのだ。

 雪の日に終了した場所は橋からちょっと行ったところなので、その橋までは頑張って歩く。 登山道は整備されたようで、平らになって石も落ち葉もない。 落ちていた桟道は、工事用足場材で通過できるようになっている。 最近は、こんなきれいな緩い勾配の路でも、最初からはぁはぁと息が荒くなってしまう。

 やっと着いた橋から見える場所に、取りあえず毛鉤を落してみるも反応はない。 さぁさぁ前回の終了地点まで流れを進め。 山女の魚影はないが、落ち込みからの流れに毛鉤を乗せれば、小さな山女が追ってくる。 ただ小さすぎるので、私の大きな毛鉤を咥えてはくれない。

 小さすぎるので、パシャッと水面が乱れてもすぐに外れてしまう。 要はパックリ咥えられる口じゃないということである。 全く咥えてくれなくて、すぐに貝沢廃集落への道が崩落した所までやってくる。 ここからは勾配がほとんどない流れで、石が多く水も少ない。

 全く山女は毛鉤を咥えない。 その咥えない山女は見える限りでは15cmに届かないので、まだまだ時期が早すぎるのだ。 梅雨頃の雨で流れに棲家ができ、安定して虫を捕まえられるまで大きくはなれないのだ。 放流されない流れは環境に影響され時間が必要なのである。



 貝沢廃集落下には両岸から岩が迫る場所がある。 この景色からすると昔はここに何かあった、石垣ダムや水門があってもおかしくないのだ。 そして、貝沢廃集落へ上がってみようかなどと、いろいろ考えてしまうのは、山女が出ないせいである。 さぁ、先にある淵は近いので急ごう。



 やっと釣りらしい風景になってきて、最後の流れだと慎重に近付き、毛鉤に注意して、落していく。 いない、魚影がない。 じゃぁこの先はと滑の流れになるまで進む。 よくよく考えると、この景色は山女じゃなく岩魚の場所なのだ。 岩場だし、広い場所がないからである。 無理して登ってもやっぱり出ない。



 今日の流れで最も広い淵までやってきて、ここならと思ったが、期待は完全に裏切られてしまう。 この淵を上ってしまえば、帰りが厳しくなるので、散々毛鉤を振り込んだ後終了を決める。 二回続けてボウズとはこれ如何に。 ここはもっと後にくるべきか、もう二度と来るべきじゃないのか。 しかし、良かったときの記憶が・・・

 帰りには貝沢廃集落への路に乗ってみる。 窪を渡るところには石垣があるので、これが路だと分かる。 下りはすぐに崩落地点で、ずっと先には路が見える。 巡視路に戻って、来るときに見た分岐点に合流する。 秋冬は貝沢廃集落へ行ってみようかねぇ。


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