三条の湯まで行くぞ Ⅳ
9月20日 後山川上流部に釣りに行った。
昨日は、泊りがけで釣行しようと思って出かけたが、思わず左足を怪我してしまって、帰宅した。 家内は、なんとなく察知したのか、治療している私を冷たい目で見ながら「月曜日は車を使うから」と云って台所へ。 分かってはいたが・・・ シルバーウィークの中1日が、どこへも行けない。
今日は、後山川の谷で残っている未踏の谷を目指して、車を走らす。 今年の秋は早く、大菩薩ラインの気温は13℃である。 林道起点に到着し、車を降りると、腕まくりでは寒い気温だ。 早々に支度を済ませ、林道を歩き出す。 林道を歩いていても、いつもは結構出会う登山者とは、今日は一人も会わない。
1時間35分歩いた後、やっと林道終点に到着する。 軽く食事をし、一息ついて登山道へ入っていく。 入渓地点は3度目なので、楽々入っていける。 この谷は、本流筋であることからか、結構淵が多く、渓相が良い。 早速、テンカラに強い引きが伝わり(飛び出すところは見えない)、23cmの黒ずんだ岩魚が網に入った。 計測後、写真を撮るために、位置決めしていたら、はねて逃げていった。 一発目から、いいサイズの岩魚に出会えたので、楽しい日になりそうで顔がほころぶ。
意気揚々と先へ進んで行く。 するとすぐに、またもや大きい渓流魚の手ごたえが伝わってくる。 重いし、見える姿は黒っぽい。 取り込みが難しい位置に立っていたので、糸を張り続けて、足元が安定しているところへ移動する。 やっと取り込み、計測すると、24cmのパワフルなヤマメであった。 またもや、自然と笑顔が出てくるのが分かる。
権現谷が右岸から出合う地点に着いた。 出合いにある淵は、これまで2度の釣行では、必ず山女がいた。 今日も針を咥えるものはいるが、うまく掛けられない。 飛び出すのは、小さな子供なのか、まるで掛けられない。 出合いのすぐ上にある小さな淵では、うまく毛鉤を捉えてくれた。 取り込んで、計測すると、18cmちょっと体高のある山女であった。
岩場がある。 大きな岩が積み重なり、左岸の崖側に水は流れている。 この岩場の中ほどには、淵というか溜りが2ヶ所ある。 上にも下にも行き難い、渓流魚には過酷な環境にもかかわらず、住処にしているものもいる。 私のテクニック(反論は聞けません)で、大岩の下へ毛鉤を放り込むと、やっぱり渓流魚はいた。 取り込んで計測すると、18cmの色白の岩魚であった。 こんなところだから、きっと一人に違いないが、嫁さん(婿さん)はやってくるのだろうか。
岩場が続き、淵もあり、私を飽きさせない渓相である。 淵からの流れ出しや掛け上がりでは、ピチャピチャ出てくるが掛けられないでいた。 倒木の陰になっているところに、テンカラを横振りで飛ばすと、「がぼっ」と音がするくらいの勢い(きっと音がしたはずだ)で、飛び出した。 取り込んで計測すると、24cmの黒ずんでパーマークが崩れかけた山女であった。 婚姻間近だろうか、こんな黒ずんだ山女は、はじめて見た。
大きな倒木が、淵をテンカラから守っている場所に出た。 手前の瀬、駆け上がりを丹念に攻めるが、うまく毛鉤を放り込めない。 淵の手前は諦めて、右岸に上がり、左岸の大岩へのぶつかりあたりに倒木越しに振り込んでみる。 咥えるところは見れなかったが、十分な手ごたえが伝わってきたので、すばやく反応する。 しかし、倒木越しで、大きな岩魚なので、持ち上げることができない。 糸を張ったまま淵へじゃぶじゃぶと入って、なんとか網に入れるが、今度は網を倒木越しに掴むのに苦労する。 計測の結果、27cmの重量感のある岩魚であった。
ここから後も、岩魚の見える淵で、今までにない重量感の対戦をしたり、20cm以上の岩魚や山女たちに出会えたり、なかなかいい体験をさせてもらったが、写真はここまでにする。
本日の目的である大きな淵にやっと着いた。 あんまり遊んでくれる渓流魚が多くて、到着がずいぶん遅くなってしまった。(既に13時を越えている) この淵を越えて上流の銚子滝、カンバ谷を目指すのだ。 道は二つ。 ひとつは、右岸の淵を水に浸かりながらへつる。 もうひとつは、左岸を高巻く。 一服しながら、じっくり考える。 思案の末、高巻きを選び、登り始めるが、あまりに急すぎて、すぐに断念する。 いったん下流へ向かい、登山道へ登って、登山道で淵の上を目指す。 淵の上へ来ても、一向に渓への降り口が見つけられない。 目的は達成できなかったが、本日終了とする。
上流を目指した登山道を林道へ向かって降りていく。 このあたりで、自分が結構疲れているのに気が付いた。 足元がよろけて、非常に危ない。 ゆっくりしっかり下っていく。
<本日のまとめ>
カンバ谷に行くことは、大失敗
岩魚6 山女5
もう少し近いといいのだが、近いと釣り人が多くなり・・・
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