超人気の後山川へ

tenkara1nen

2024年09月23日 18:00

 2024年9月21日 山女はいいのが一匹、大物岩魚は針が切れる、そして三人の釣り人と出会って話をした。 濁った流れで山女を狙う、しかも三番目でテンカラでは難しいのだ!

 今日は土曜日で三連休の初めなので、他の釣り人の邪魔をしてはいけないので、人気の後山川へゆっくり(いつも通り)行くのである。 そして、昨日は山女を狙って岩魚ばっかりだったので、今日は塩沢で山女の姿が見たいと思ったのである。 昨日よりもきっと歩かねばならない。

 夜明けの街を走り七時頃に林道入り口に到着すると、思った以上の車10台があった。 想定を超えていたので、登山者が半分いたとしても、先行する釣り人の後ろを釣るのは確実である。 だが、もう少し遅れていたら駐車場所にも困ったことだろうから、丁度良かったというべきか。



 晴れていた街に比べると雲が多く空は白い。 車があれだけあっても静かな林道歩きである。 急いでもしょうがないのでゆっくりと景色を見ながら歩いていく。 すると、流れが曲がる場所の斜面にテントが見えた。 人の気配はないし、場所を考えれば釣り人に違いないので、どこへ行ったか気になる。



 汗をかいて林道の出合いまでやってきて、ゆっくりたっぷり休む。 塩沢林道に入っていき、林道終点から釣り始めようと思っていると、前方下に釣り人が見えてしまった。 以前私がされたように林道で抜くわけにもいかず、塩沢橋近くまで下りていくことにする。 本当は抜いていきたかったが・・・



 さっきから分かってはいたが、今日は流れに若干の濁りがある。 先行者がいる中で、濁っていて毛鉤が山女に見えるだろうか? 流れの脇を流していると山女が出た、と思ったら岩魚であった。 水面直下ではなかったが、岩魚に見えると云うことは山女にも見えるに違いない。 本筋外の流れにこれでもかと流すと、シュルシュルと出てきてすっと咥えたのは、またしても岩魚19cmである。



(釣り人1)
 先行者が下りてきた。 私が釣り始めて間もないというのに滝(ゴルジュ)まで行ったと云い、岩魚5匹山女4匹をルアーで出したという。 写真まで見せてくれて、彼の先行者がいるらしく、林道終点から先はだんだん反応が無くなると云いながら、この辺りは散々釣ったので先へ行った方がいいとアドバイスをくれる。



 林道終点まで歩いて、再び竿を出す。 最初の淵で落ち込み横で、毛鉤を咥えたのは大物(釣り人の話)である。 重さに耐えて引き寄せるときに強い流れに乗ってしまい、下流へ落ちようとする。 それに耐えるように力を込めて、引き寄せようとしたら外れてしまう。 じゃなくて、針だけが切れていたのである。 結び目か!



 石が積み重なる下にある落ち込み、だいたい大きめの山女がいるので頑張る。 表面は流れ出しから満遍なく落として駄目なので、二本の落ち込みに巻き込ませて、底にあるだろう緩やかな場所を狙う。 そんな釣り方でやっと咥えたのは山女で、大きさも思った通り23cmで、引きも楽しめて気持ちがよかった。 この後も竿を振ったが、思ったようには釣られず終了する。

(釣り人2)
 釣りを終了し沢を下っていると、釣り人に出会う。 しかも私と同じテンカラで、釣果の話をするときに私の先行者の話をするとガッカリしたような顔つきになる。 追い打ちをかけるように、「もしかしたら釣れないかもしれませんよ」などと上から目線である。 自分も釣れなかったのに、である。

(釣り人3)
 林道を歩いていると若い釣り人が下ってきた。 阿佐ヶ谷の若者は青岩谷まで行ったと云い、しかもしかもである、青岩大滝まで釣って30匹を超える釣果である。 何と腕の良い若者か、更に今は昼なので釣りの時間は短いのだ。 このところ続けて青岩谷を釣っていると云い、三回で100匹以上を釣っているので、羨ましくてしょうがない。 特に、この時間で歩いて釣って戻れる若さが羨ましい。


あなたにおススメの記事
関連記事