渓流釣りの最後は雨
2024年9月29日 今季最後の山釣りに行った。 雨が降る中での釣りとなって、濁りも入って散々な釣りで、2024年のシーズンが終わった。
もう釣りに行くのは無理かと思っていたが、ちょっとだけ時間ができたので、小菅川に行くことにする。 これで2024年が最後となるので、天気予想(いつもはいい方にぶれる)が曇り、降水確率30%前後でも絶対行くのである。 小雨の降る暗い街に出行けば、きっと雨は止むに違いない。
小菅川の最上流部まで行ったが、雨が止まないどころか、3台の車があり、途中に7台もあって、仕方なく車のない山女道まで戻る。 雨が見えなくなるだろうと思ったが、長く待つわけにもいかず、雨の中小菅川へ下る。 流れはちょっと濁っているようだったが、出合いの上は濁っていない。
若干濁りのある棚倉沢で竿を振る。 溜まっていた砂利、土砂はずいぶんと流されて、簡易土砂留めは完全に崩れ、どんどん昔の流れに戻ってきているようだった。 ただ、岩魚や山女が過ごすには、もう少し時間がかかりそうである。 ちょっとした流れで、岩魚が出たということは、もっといてもおかしくないが・・・
出合いの滝はなかなか美しい。 そもそも滝つぼはないので毛鉤は落とせないが、水量があると一面真っ白になり、更に毛鉤が落とせなくなる。 落ちてくる水は真っ白ではあるが、落ちた後は少し濁っているので、これから行こうと思っている滝上の状況が気になる。
仕事路で滝を回り込む。 流れに下りるとやっぱり少し濁っているが、毛鉤は見えそうである。 でも、だんだんと濁りは酷くなって、浅瀬でもほとんど底が見えなくなる。 雨は続き、濁りは酷くなって、釣りの意欲が薄れ戻ろうかと思ってしまう。 暗い場所では聞いたことのない鳴き声が聞こえてくる。 獣か野鳥か・・・
淵は茶色になっているので、私の毛鉤は岩魚に見えないだろうから、浅いところを狙うしかない。 その浅いところで定位している岩魚を二度見た。 二度とも同じ状況で、毛鉤を流すと最初はすっと動くのだが咥えず、諦めずに流し続けると消えるのである。 来年の毛鉤はどうすればいいのだろうか?
枝沢を二つ過ぎると濁りは薄くなってきた。 浅いところではもう毛鉤が見えるはずなので、あとは岩魚が餌を探しているかどうかだけである。 少し深いところでも毛鉤が動けば気付くかもしれない。 そんな釣り方をしたが、岩魚が上を向いていないのか、反応がない。
土砂が落ちて来ているところや、溜まっていた土砂が流された跡が見えるので、これが濁りの原因なのだろう。 雨がほとんど気にならなくなって、棚倉滝までやってくる。 高木に寄り添って滝を眺め、持ってきた飯を食らいながら、2024年の釣りを振り返り、終了する。 今年は岩魚がいない、反応が悪かった。
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