やっぱり岩魚はいない
2024年9月10日 久しぶりの一之瀬川源流は、やっぱり岩魚が出てこなかった。 この流れはいったいどうなったのだろうか。
調子の悪かった小菅川で尺岩魚が出たので、もしかしたら一之瀬川源流の中川でも大きな岩魚がいるのじゃないかと思った。 中川の釣りでは今年良い事が全くないので、去年とは比較にならないほど通ってなかったのだ。 しかも、最初三十分以上150m余りの高低差を登らねばならないことは、最近の私には結構堪えるのである。 しかしもう九月なので、もう一度釣っておかねばと考えたのだ。
少々雲があるものの天気は良い。 国道から林道に入っていくと、山が樹木が日差しを遮り、暗くなる。 集落で明るくなっても、標高1,300m辺りはまた暗い。 空を見上げれば雲が相当に出てきていて、日差しが無くなっているのだ。 フィットを停めた後、涼しい森を1,500m辺りまで歩くのだが、涼しさは最初だけでじっとりと汗をかいてしまう。 湿度が高いようだ。
二股がすぐというところで、とうとう陸を歩くのをやめて流れ沿いに歩く。 ついでに竿も振っているのだが、これまで魚影が見えた場所でも見えず、反応があるべき場所でも何も起こらない。 二股を東谷の方へ登っていく。 それにしても岩魚の姿が見えない、反応がない。 それでも毛鉤を落していくので、時間は過ぎていく。
やっと姿が見えた。 流れに対して45度くらいの角度で定位している。 こいつを必ずものにしようと毛鉤を流すと、最初にス~と追ってきたが咥えず。 何度も流すうちに全く反応しなくなった。 この格好は先日小菅川で大きな魚影を見たときと同じである。 流れを見ているのは確かなのに、なぜ咥えない。
希望を持っていた場所が次々に現れて、希望を持って次々に毛鉤を振り込むのだが、だんだん希望も持てなくなってくる。 明るくなってくるはずの流れは、釣りと同様に雲が多くなって暗いままの時間が多くなる。 そして、石が濡れていることに気が付いた時には雨が降っていた。 気にならない雨ではあるが・・・
滑の流れが始まるところには浅いけれど淵がある。 ここへ来た時にはいつも期待するところであるが、今年はまだ岩魚が出てきていない。 前回来た時には白砂で非常に浅くなっていたが、今日は底石の下が空くほどに戻っていた。 戻っていないのは岩魚だけである。 それにしても岩魚の姿が見えない。
二度目の岩魚の姿が見えた。 白泡の切れ目から渕尻まで50cmくらいしかないので難しそうであるが、少ない機会なので頑張るしかないが、普通に流したのでは揺れるだけで咥えない。 仕方なく水面を横切るように引っ張ってみると、シュルシュルと横に動いて咥えた。 そうかもしかしたら浮いた毛鉤だと素直に咥えたのかもしれない。
今からは毛鉤を浮かそうと思ったが、もうその機会は現われない。 私の終点にやってきたのだ。 戻って別の流れにはいることも考えたが、釣られなくて頑張ったせいで時間が無くなっており、力も尽きたので、やっぱり終了しかない。 今日も釣られなかった~ 大きな岩魚もいなかった! 中川は、いったいどうなっているのだ!!
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