突然の雷雨に釣りは

tenkara1nen

2024年07月28日 18:00

 2024年7月24日 突然の雷雨に釣りを中断し、そのまま終了した。 戻れば天候は回復する。

 しばらくの間行かないでおいた一之瀬川の源流部に行くことにする。 岩魚は大物どころか数も少なく、いったいどうしたのだろうと思っていたので、様子を見に行くのであるが、真夏の暑さや夕立のような雨で私も岩魚も厳しいだろう。 そして、昼には雨になる予報を出すところもあって、少々不安である。

 厳しさを覚悟して一之瀬集落の最上流部に停める。 家を出るときは29℃だった気温は、駐車場所で19℃になって気持ちよいどころか寒いくらいである。 しかし目的の場所まで登っていくにしたがって、じっとりと汗をかき、早く流れに下りたくなっても、いやいやしながら歩いていく。 目的の出合地点より手前で下りてしまう。



 水量が少ないので、落した毛鉤がはっきり見える場所が多いが、そんな場所では岩魚は出てこない。 両者ともに姿が見える状態では、私がせっかく白泡から引き出しても、岩魚はピュ~と戻っていって二度と姿を見せない。 小さな岩魚に何とか咥えさせるのがやっとである。



 夏焼沢に入っていく。 時々太陽の光が見えるが、ほとんど曇っていて渓は総じて暗く悩ましい天候である。 頑張って小さな場所にも毛鉤を落すが岩魚は出てこない。 これまで実績のある場所は静かすぎるせいか、どこからも岩魚は現われない。 やっぱり今年は繁栄する前の助走期間なのか。



 暗い渓が急に真っ暗になった。 これはまずい! 丁度写真を撮っていた時なので、木陰に移動して合羽を引っ張り出す。 今日は一眼レフカメラを持ってきているので、早めに準備しようと思ったのだ。 合羽を出しているときから降り出して、すぐに土砂降りになる。

 雨は15~20分くらい降り続き、小降りになって先へ進むが、暗くてラインすら見えず釣りにならない。 それでも50mほど釣ったが、暗くて岩魚は引き出せず、小雨が続いている。 気持ちを維持できる状態ではなく、終了を決める。 小さな岩魚三匹での終了である。



 一之瀬川は、今年私に釣らせてくれない。 私の行く流れでは、渓流魚は6年くらいの周期で数が変動しており、今年は下降していく時期なのである。 この統計が正しいとすれば、来年はもっと少なくなり、再来年くらいから戻ってくる。 果して正しいだろうか?
 釣果の年間推移(15年間)


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