腰が痛い三時間の釣り

tenkara1nen

2024年08月24日 18:00

 2024年8月23日 小菅川に釣りに行って三時間で切り上げた。 腰が痛くてたまらず、岩魚は出ない、すっきりと諦めた釣りになった。

 腰が痛い。 天候は良くない。 それでも釣りに行きたい。 あまりきつくない場所、フィットから釣り場まで近いところ、岩魚が期待できるところ、そう考えて小菅川にする。 入渓地点が工事中の場所もあるので、そこは工事が止まる土日しか停められない。 林道の終点まで行こう。

 源流部の県道は、先日深い溝や穴ぼこがそこかしこにあったが、今日は綺麗に埋められ整備されている。 しかし連日の雨が再び溝を掘り込んでいる。 その箇所が少なくてとても助かり、林道までは安心して進め、林道は舗装されているので落石だけを注意すればよい。 しかも終点到着まで車が一台もないのである。



 少し水が多いと感じていたが、実際下りてみるととても増水している。 白泡が多く厚みのある流れは早い。 何度も来ている場所で期待しても、毛鉤が思うようには流せないのだ。 少ない場所に頑張って何度も流して、初めて出た岩魚は色がなくて20cmにも達しない。



 白泡の少ない場所に岩魚を見たので、毛鉤を流してみる。 そこに張り付くように定位しているのだが、最初に毛鉤が届いた時には動かない。 気付かせようと力強く毛鉤を落すと、勢いよく逃げて、流れ込みにある石の下に隠れてしまう。 竿振りが見られてしまったか、毛鉤が相当気に食わなかったのか。



 大きな石がある浅い流れ、石の傍を流して岩魚を引き出そう。 上を見ていてくれよと、毛鉤を流すと流れない。 すっと竿を立てれば、岩魚はちゃんと咥えている。 引きを楽しむような場所じゃないし、大きな岩魚でもない。 ただ、小さくても色があって、小菅川本川の岩魚である。 色は雌雄の差なのだろうか。



 堰堤が近づく前から風が出てくる。 堰堤を落ちる水が如何に激しいかが分かるというものである。 堰堤下に立つと、水飛沫が辺りを覆い、強い風にあおられている。 濡れるのはしょうがなくても毛鉤が思うように飛ばないのは悔しい。 ラインは風に押されてゆっくり流せないにもかかわらず振り回す。 駄目なのに腰まで駄目!

 少しでも上ると腰が痛い。 小菅川最終堰堤に向かい、戻ってくるのは危険か? 流れは毛鉤が落とせないくらい増水しており、つまり岩魚を引き出すことができない。 まだ流れに下りて三時間も経っていないが、簡単に終了を決める。 それは渓流釣り期間があと一か月なので、最後まで釣りに向かいたいからである。 毛鉤がない!


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