山女に会いたくて後山川

tenkara1nen

2022年05月20日 18:00

 2022年5月18日 先日の小菅川の山女は不発だったので、改めて山女に会いたくて後山川で釣った。 いい山女に出会えた。

 最近は雨が続いて憂鬱な一日を過ごしていたが、今日は久しぶりの晴れになるというので、釣りに行くことにした。 先日小菅川山女が不発だったので、山女を狙う予定である。 釣り場は、最も近いことから後山川支流に決める。



 久しぶりに天気は良い。 その分、朝の空気は冷たく、林道ゲートに着くころは10℃を割っていた。 車は四台あるが、登山者もいるだろうから釣り人はいないも同然である。 ウェーダがないのは痛いが、歩けば温かくなるだろうと後山川の林道を歩く。 気持ちいね~



 何だか調子が悪い。 勾配もない林道なのに疲れがひどいのだ。 新片倉橋の山留堰堤は辺りに馴染み始めているが、私はまだ後山川に馴染んでいないのだ。



 塩沢までやってくると、一休みするしかないほど体がなまっている。 これも仕事を辞めた反動だろうか。 「よっこらしょ」と立ち上がり、もう少し歩いて流れに踏み込む。 竿を振り始めるとすぐに岩魚が出てきた。 ここは山女の沢なのに・・・



 立て続けに岩魚が出てきて、おかしいと思い始める。 ここも水が出て山女が残れなかったのかと、竿を振り続ける。 14cm、21cm、23cmと方は良くなってきたが岩魚ばっかりで、目的の山女は出てこない。 毛鉤か? アームか?

 狭いけれども深場で流れが緩んでいる場所に山女が定位していた。 やっと見つけたと毛鉤を振り込むが、山女は揺れるだけでなかなか咥えない。 毛鉤がはっきりわからないのかと、1mほどを流す間に誘いをかける。 何度振り込んだか分からないほどたって、山女がちょっと追って反転した。 22cmの山女で良い型である。



 岩魚は出なくなって、山女に変わった。 22cm、18cm、21cmの山女が続けて出てきたのだ。 大きな岩のある場所は、二条の落ち込みになっている。 大岩を登ったり、右岸の落ち込みを登ったりしたが、それからは一度も越えていないので、今日も林道(最近整備された)に上がって歩く。



 再び流れに下りたのは、ずいぶん狭くなった淵である。 林道が整備されたせいで、垂直な斜面を無理して下りる。 その渕の流れ出しから始めるのだが、そっと流した毛鉤が沈み動かなくなったので、そっと竿を立てる。 最初なんだろうと思っても、すぐに強烈な抵抗に合って、バチャバチャ動き回って引き上げたのが25cmの山女であった。



 いい感じの淵に変わっているので、渓を歩くのが楽しい。 その分足に負担がかかっているのも分かるので、先に行くのが難しくなっているのも感じる。 今日はどうしてもゴルジュまで行きたいので、大きな石を登って無理に振り込むことは避け、陸を歩く距離を多くする。

 岩が折り重なる場所の真ん中に小さな滝がある。 だいたい山女がいる場所なので、しきりに毛鉤を放り込んだが、砂が溜まり淵が狭くなり大石が浮き上がっているせいか、魚の反応はない。 この淵からの石が積み重なる斜面は登るだけでも厳しい。



 そろそろゴルジュになるころ、大きな石の下が大きく開いているところがあった。 流れもあるようだが非常に静かな水面である。 ふんわりと毛鉤を振り込むと「チャプッ」と水面が小さく乱れた。 「ふん」と竿を立てると、物凄い抵抗にあう。 小さな山女と思ったが、予想以上に硬い犯行で、大物の予感である。 下りられると大変だと、流れ出しを塞いで引き寄せる。 なんと、なんと、27cmもの大きさの山女であった。 もう思い残すことはない!?

 ゴルジュの下の淵にやってくる。 そっと首を伸ばして流れを覗くと、流心あたりにゆらゆらする影が見える。 あれは釣られると思って、2~3m先に毛鉤を落すと、「ジャブッ」と水面が割れた。 「うぉ~」 興奮して竿を立てると・・・合わせ切れである。 「ここでこれか~」 さっきの27cm山女の興奮がつづき、力を込めてしまったのである。 うなだれながら、もう一匹が戻るの待つ。



 私の技術で先へ行ける可能性を探しながら、山女が戻るのを待つ。 いつまでたっても一向に現れないが、諦め切れずに毛鉤を見えない流れに一生懸命に流す。 すると、その姿に同情したのか、山女が毛鉤を咥えた。 見えていたものより小さかったが、これで終了である。

 尺に近づいた山女にも出合えて、ずいぶん興奮した釣りであった。 山女に会いたくて来た渓で、最初岩魚ばっかりで戸惑ったが、最終的に興奮できたのでよかった。 山女は私の毛鉤をうまく咥えないので、今日10回遊ばれ10回遊んで、今年はこれで終わりかも知れない。 登ってきた谷を見て、さぁ下ろう。


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