後山川は夏だった

tenkara1nen

2015年03月29日 23:15

 3月28日 後山川に釣りに行った。 とても気温が高く、帰りには汗びっしょりとなった。

 昨日のテレビは、「明日は天気が良く、とても気温が高くなります」、と云っていたので、今日の釣りがとても楽しみであった。 気温が高ければ、山女も岩魚も活性を取り戻し、私の不細工な毛鉤でも躊躇なく咥えてくれるはずなのだ。 だから、楽しみなのである。 しかし深山橋では、私の意に反して気温4℃を知らせていた。

 駐車スペースにはトラックがあり、乗用車が4台あったので、駐車スペースには多少困ったものの、広めの林道を見つけられた。 外に出ると、青空は見えていたが、寒さはシャツ2枚と薄手のジャンバーの私には結構効く。 寒さに耐えて着替え、さっさと釣り場へ急ぐ。 実は、車を停めた場所が悪いことが、戻ってきたときに判るのだ。

 浅くなった谷に下りる。 水はやっぱり少ないが、谷の淵はいい具合に深くなっているところが多い。 気温はまだ低いので、流れに出ているものはいないだろうと、テンカラを振り回せそうな淵の回りだけを狙うことにする。 さっそく一発目の毛鉤を投げ込むと、真っ黒な岩魚が出てきてくれた。 少し小さいが、この時期のこの流れでは仕方がないのである。

 少し大きめの淵では、5回もの機会があった。 普通は一度しかないのが、この淵では5回もあったのだ。 しかし網に入れることのできた魚は、小さめの山女と岩魚2匹であった。 水から少し出てきて落ちた岩魚が大きかった・・・はずで・・・もしかしたら24cmはあったに違いない。 岩魚はよっぽどのことがない限り二度目も出てくるが、毛鉤を咥えたことがよっぽどだったのだろう。

 気温は徐々に上がり始めているようで、岩魚が盛んに出てくるようになった。 しかしながら、夏場のように水から飛び出すような咥え方には、まだ早いようだった。 それでも水面まで浮いてくる岩魚が多くいたことは確かである。 水面に虫が沢山飛んでいるところがあったので、少し粘って毛鉤を落とした。 水面をたたくように、少し誘っていると、岩の下から岩魚が出てきた。

 大きな岩に挟まれた淵にやってきた。 落ち込みは岩の向こう側で、淵は静かな流れとなっている。 大きいほうの岩に沿って毛鉤を流すと、姿は見えなかったが、糸が引き込まれたので咥えたことが分かる。 ここで出てきたのは岩魚であるが、この日最大となる23cmであった。

 滝までやってくる。 ここまでに21cm以上の岩魚は3匹出てくれていたが、滝壺には尺を越える岩魚がいるに違いないのだ。 その滝壺は、波が立ち、昨年落ちた葉が水中を舞い、私も魚も毛鉤のような大きさは見つけることが難しい。 この滝の淵では、ずいぶん前に山女が出たっきり、二度目の釣果はない。 今日も何も起こらず、写真を撮ることだけしかできない。

 気が付くと汗をかいていた。 もう終わろうかとも考えたが、流れが綺麗になっていたので、少し無理をした。 さっき潜ってきた新しい橋まで戻らず、斜面を仕事路まで登り、滝を巻いたのだ。 滝の上もきれいな淵が多くあるが、そこへ下りるのは躊躇する。 ガレ場のような、急斜面は、下りていると上から何か落ちてきそうに思えるのだ。 少し歩いて、なだらかなところを下りる。

 まぁ、わざわざ下りなくても、歩いていた仕事路は流れにぶつかるのだ。 今日ここまで来たのは、流れを見たかったからなので、あまり竿を出さなくてもよい。 しかし釣り人は竿を出すのだ。 ただ、上流部は足腰の問題があるので、仕事路から100mほど上ったところで終了とした。 当然終了した渕からも岩魚は出てきたが、まだ小さい。

 汗だくになって車へ戻ると、なんと車が灰色になっている。 天井もボンネットも、窓にも細かな埃・砂がたくさん乗っていたのだ。 試しにボンネットの砂を触ってみると、張り付いて取れない。 その時、ダンプカーが4台列を成して脇をすり抜けていった。 辺りは砂埃で真っ白だ。 もう少し、湿ったところか道から離れたところを探すべきだったと後悔して、洗車場へ向かった。


あなたにおススメの記事
関連記事