2025年3月26日 一之瀬川本谷で山女と勝負してきた。 多くの山女(もしかしたらあまご)に勝利したものの、負けたのはそれ以上で、全体的には負けてしまった。
一之瀬川源流部の岩魚が美しかったので、源流本谷の山女も見たくなった。 昨日の林道凍結がずいぶん気になって、今日は融けていると思い込んでいくことにする。 だた、今日は花粉に加えて大量の黄砂に山は覆われるということで、花粉症の私には少々気になった。 それでも行く。
フィットに乗って山を見れば、なんだか霞んでいるようにも見え、奥多摩ではその霞がよく分かるようになる。 一之瀬林道の展望所では少し霞んでいるのが分かったが、これが戻りには真っ白で恐ろしいくらいであった。
(黄砂に煙る多摩川源流の山)
林道はと言うと思ったように雪は融けてはおらず、凍結は最悪である。 ちょっとやそっとの時間では無理なのだ。 数日後にはまた寒くなると云うので、四月までは残るのだろう。
作場平には車は一台しかないので、少しだけ安心するが、もし釣り人なら完全に後を追うことになる。 それも釣り始めればわかるだろうとさっさと準備して、さっさと竿を延ばす。
深場からの流れ出しで早速小さな山女が出てきた。 この時期小さな山女は固まって生きているし、そんな中には大きめのものもいるはずである。 深場に毛鉤を巻き込ませると、やっぱり出てきた。 22cmの大山女であるが、薄い橙色の斑点が見える。 あまごか?
最初はあまごは気にしていなかったが、次々出てくる山女を見ているうちに、ほとんどがあまごじゃないかと思い始める。 それは橙色の斑点がだんだん見えるようになってきたからである。 大きめの山女は、ほとんどあまごだから、勢いよく咥えるのである。 と、考えながら遡る。
奥にいい場所が見えているが、まずは淵の流れ出し付近に毛鉤を落す。 大石の横に来た時にキラッと光ったので、ふんと竿を立てると心地よい手応えが伝わる。 流れ出しまで引きずって収容すると、いい大きさで白い山女20cmである。 よく見るとやっぱり斑点が見えている。 これは~ 体を大写しにしておく。
奥の緩い巻きに毛鉤を落す。 毛鉤が流れ込みに引きずり込まれてすぐに、強烈に引き込まれる。 ピュッと竿を立てたが、よく合わせ切れを起こさなかったものだと後で反省する。 少し痩せてはいるが綺麗な山女22cmである。 後で写真を見ると薄っすら橙色の斑点らしきものが見えるが、メモしている通り山女にする。
多くの山女(あまご)が出てきてとっても楽しい。 しかも高低差があまりないので疲れないのだが、木々が多くて竿が振りにくいことと、浅い流れが多いのでどんどん歩かなくてはいけないことである。 そして、やっぱり疲れるのである。 今日はなんだか息苦しいことも影響しているか?
激しい流れの石壁で出てきた山女には傷があった。 16cmと小さいのに尾びれが半分切れているのである。 尾びれの先が切れているのなら彼女の人生を垣間見ることになるが、尾びれの根元近くが切れているので、そうではなさそうである。 きっと以前からたまに見る尾びれが切れた渓流魚と同じで、同じ釣り人が釣った証としてやっているに違いないのだ。 残念!
天気がとてもよくて、気温も高く薄いダウンは着ていられないくらいである。 脱ぐのが面倒だから、釣り終了間際まで着ていた。 小さな山女はいっぱいいるが、彼女らが大きくなるには場所が狭すぎるような気がする。 外されること八回、持ち上げて落したのが二回、走られたのは数多く、それでも結構網に入れる。
大きくなるには積極的に餌を取る必要があるので、生き延びられるのは慎重な山女よりもあまごの血をひく山女だけなのだ。 それで、橙色の斑点が薄くなっているに違いない。 あまごが多い中、登山道の桟橋でこれこそ山女というのが出た。 と思ったら、三つ四つ橙色の斑点があった。 この流れはどうなっていくのか?
最後に見えている山女を狙った。 渕尻に定位しているのだが、他にもう一匹が動いている。 これは絶対咥えると思いきや、一振りで、シュルシュルシュルっと石に隠れてしまった。 ここでやっと上着を脱いで、さらに100mほど釣り上る。 山女は出てこず、二回外れたところで終了とする。
(釣り人) 高橋集落に下りてくると、合図する釣り人がいたので停まった。 すると私に「テンカラ一年生さん」と声を掛けられた。 私を特定する桃色の軽ワゴン車の釣り人は、以前にも私に会っているといったが、私は覚えていなかった。 忘れていたことを謝る。 忘れっぽさは年々ひどくなる!