春は早くても、遅い小菅川

tenkara1nen

2021年03月15日 23:15

 2021年3月14日 性懲りにもなく小菅川に行ってきた。 澤が釣れないので、本川でテンカラを振り回した。

 いい天気なので、釣れない川ではあるが香華側に行くことにした。 実は、ここしか行くところがないのであるが、岩魚が出てこないがおかしいので、今度は小菅川の沢を目指すのである。 問題は歩くことができるかどうか、訓練になるかどうかなのだ。 期待するのは、昨日雨が降ったことである。

 本当は小菅川の一番奥を目指したのであるが、昨日からきていると思しき車があり、沢に変更したのである。 車は源流の最奥にあるのみ、下れば自由な場所が選べるので、それもまた様子見には悪くない。 本川が三日間釣れない(一匹だけ)ので、私には沢しかないのも現実である。

 最初は、林道からすぐの流れで竿を振り回す。 昨日の雨で少しは水量が増したかと思ったが、気持ち増えたかもしれない、というくらいでどうにも毛鉤の落としどころが見当たらない。 堰堤下や谷壺のような場所しかないのだが、この流れにはほとんどない。 向こうに見える滝の水量も僅かである。

 水量は少ないが、せっかく沢に入ったので、さらに奥へ行くことにする。 仕事路を久し振りに歩いて、この急な歩き難い道を「はぁはぁ」と登っていく。 やっぱりこの冬山歩きをさぼったものだから、息切れも甚だしいのだ。 仕事路から下るところは、一息ついて足を休めて下る。 いつもながら緊張する。

 さっぱり出てこない。 づか場がないことも出てこない理由だろうが、今年の小菅川を象徴するかのようである。 すくに、次の滝が現われる。 その下にある大きな水たまり、淵に盛んに毛鉤を振り込む。 どちらもまったく反応はないが、暫くの間振り込み続ける。 飽きた!

 目の前の滝を登るべきか。 林道から大きな滝まで岩魚は出ていない。 その滝を高巻いてやってきた滝までも、ただの一匹も出ていない。 ここを登れば岩魚は出るか、戻りはどうするか、足はもつか・・・ そんなことを考えながら岩に座り込む。 ん~

 20分以上滝の前に座り込んだまま、青空を見て、芽吹き始めた木々を眺め、どうぶつはいないか、虫はいないか、やっぱりいい天気である。 戻って、小菅川本川に入ることに変更する。

 本川に安心して入られるのは、狩場沢仕事路とやまめ道しかない。 より水が暖かいと思われる下流側のやまめ道にする。 流れに下りていくと、やっぱり私には不向きの流れである。 水量は少ないものの、流れの真ん中は結構厚みのある流れである。 しかし、この流れにはまだ山女は出ていない。

 広い場所の私のテンカラは、どうにも要領を得ないというか、役に立たない。 歩きながら、ただ竿を振っているだけでである。 取り残された水溜りの奥に石に囲まれたところがあり、試しに毛鉤を振り込んでみると、多くの山女が一斉に飛び出してきた。 その散った山女はどこにいるかもわからず、戻ってきてもまた散るのみ。



 石の下を狙ってみる。 山女は無理だから、岩魚を狙おうとしたのであるが、意に反して山女が出てきた。 とっても綺麗で、小菅の山女の色をしている。 大きさは21cmではあるが、久しぶりのこともあってか、引きが強く心地よい。 山女も岩魚も石の下、白泡の下にいるに違いない。 寒くて水量がなくて出られないのである。



 堰堤はすぐ目の前に見える。 石の下に弱い水流が流れている。 その流れに毛鉤を乗せると、石から頭が出てきた。 すっと竿を立てると、バチャバチャと大暴れする。 とりあえず足元まで引き寄せたのだが、背中の網を取り出したとたんに外れる。 まだ、そこに山女はいるので、踏みだして救おうかと思ったができなかった。



 堰堤下に毛鉤を振り込む。 水量が少ないとはいえ、落ち込みに毛鉤を振り込むのはなかなか難しい。 左岸側に振り込んで、16cmの真っ黒な岩魚が出た。 右岸側の淀みに振り込んで、14cmの岩魚が出てきた。 岩魚がいないと思っていたが、水量のあるところにいて、まだまだ寒くて活動ができていないのである。

 いよいよ明日は丹波川が解禁する。 そっちはどうだろうか。


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