真木川が分かったかも

tenkara1nen

2016年05月10日 22:10

 5月8日 相模川>笹子川>真木川 に釣りに行ってきた。

 真木川は私に合っていると思って、今日は朝早くから目指した。 GW最後と思われる日に、高速道路を下っている車の多さに驚気ながらも、スムースに大月までやってきた。 三回目の釣り券購入場所の711で、昼飯を調達して真木川に向かう。 恩賜林だったことを示す石碑の下に駐車し、釣りの準備をした後に缶珈琲を飲む。 今日は真木川本川を遡る予定である。

 最初に来た時と同じように、この日も調子が良かった。 堰堤が多いことは織り込み済みなので、その間は気分が良いところだけを楽しみ、先の堰堤を見なければいいのである。 その堰堤間は浅いにもかかわらず、山女が沢山出てきた。 最初は、すごい、すごい、なんて素晴らしい技術だ、なんて思った。 しかし、釣れる山女がみんな色がなく、色があっても尾鰭が丸く、挙げ句銀化し始めた体の鱗が剥がれている。

 ここで釣れる山女も岩魚も自然に育った、もしくは長く自然の中で生きている、と思っていたが完璧に放流魚なのである。 それにしても、こんな奥まで、わずかな堰堤間によく山女を放流したものだと、漁協の努力には感心する。 そして、今の時期まで生き残っていたことにも感心する。 きっと、漁協の努力と釣り人のC&Rが、私に釣らせているのである。

 放流された山女は、おそらく成魚放流なのだろう、19~22cmで皆同じような大きさである。 こうなれば、自然に生れた野生派、長く居付いた渓流魚(特に岩魚)を目にするまでは頑張らなければならない。 せっかく上流まで来ているので、これは使命とし絶対目にしなければならない。 最初の13匹釣ったなかで、2匹だけが放流魚ではないものであった、 本当にそうであるかどうかは、いまいち自信がないのではあるが!

 二股を本川側の左岸に向かう。 こっち側は基本的に林道に沿っているため、退渓しやすいのであるが、その分釣り人も多いかもしれない。 しかし前回は右岸側へ釣り上ったので、今日はこっちを見て回るのである。 堰堤が多いであろうことは仕方がないが、地図上では細い渓になるはずなので、私のテンカラにはもってこいなのである。 そういうことだろ~

 相変わらず山女は釣れるものの、やっぱり放流もののようである。 岩魚も釣れ始めていたが、小さいものが多い。 しかしこれは放流魚でないことを示しているのだ。 そしてやっと、22cmの岩魚が出てきて、まじまじと見つめる。 色は白く細身ではあるが、尾びれを含めてすべてピンとしている。 体にも傷はない。 素晴らしい、綺麗な岩魚に合えた。

 この川は基本的に放流魚が釣りの対象であり、秋口まで生き残った者が綺麗な体になっているのである。 岩魚は恐らく、ずっと前に放流されたもの、もしくは昔からいるものが対象となるのである。 ただし、流れの様相から、もっと上流へ行かないと岩魚は釣れないのでる。

 予想通りに釣り人が見えた。 本日二人目の釣り人で、最初はルアーマンで、今目の前にいるのは餌釣り師である。 すでに林道が流れを渉る橋が見えているのであるが、致しかたがない。 撤退である。 今回の釣りで、釣りの対象となる岩魚と山女のうち、山女は面白くないことが分かった。 対象外である。 ということは、今後ここには来ない・・・ 考え中!

 (とっても小さいが、これがネイティブだろう)


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