尺上の岩魚が出た

tenkara1nen

2014年09月16日 22:55

 9月14日  「今日も小菅にいます」  小菅川は大盛況で、入渓地点がない。

 半袖のアロハで車に乗り、小菅のもみじ橋の 「12℃」 の表示を見て、あらためて寒いと感じた。 「あんた~おかしいんじゃないの??」 散々女房に言われたのに、云うことは聞かずに車に乗って、 「うん、その通り」 という状況になってしまった。




 小菅川の源流部には車が多い。 小菅川には枝川がないだけに、駐車スペースに車があると、次の堰堤までは、最低覚悟しないといけない。 そんな感じで行けるところまで車で行ったが、そこにも車が2台あった。 「ここまで来たら、行こう!」 と決心して、山路へ踏み出す。  「どこへ行くの?」 なんて後ろから声を掛けられて、飛び上がる。 地元の人だ。

 上って下りて、やっと流れに着いて、大抵は岩魚がいるところに、「ぱっぱ」と毛鉤を振り込んだ。 気配がない。 釣れない時には、さっさと釣り上げろうとしても、予測はしていたものの、それが現実になるフェルトの足跡が、数か所に見えた。 まぁ、仕方がないので釣りは止めとすると、下流から2名の餌釣り師が、流れではなくワサビ田の跡を歩いてきた。

 私はさっさと車まで戻り、下流の堰堤間、100m位を釣ってみることにした。 移動するよりも、まずは釣竿を出すことが先決なのである。 できれば魚のいる場所で! 堰堤のすぐ上に下り立って、小さいながらも岩魚のいるであろう場所に丹念に毛鉤を落とした。 あそこも、ここも、いつもなら、、いない。

 時期?場所?下手?なんて思っているときに、とんでもない引きが伝わった。 場所的には、「引っかかった~~」、と思うような処で、取りあえず力強く引き上げて、「んん~~いる!」、姿を見るまでは信用できないが、「いる、いるはず!」、岩魚がしっかりと咥えていた。 この岩魚、計ってみて、見た目以上に大きく、実測で計測すると35cmもの大物である・・・  いいですか?~ 35cmですよ~~ 35cm、35cm、35cmなんです。

 大物の岩魚なのに、先日釣り上げた岩魚32cmとはとっても違う。 模様というか色がまず違う。 あと、体の大きさ、太さがまるで違うのである。 この日の35cmもの大きさなのに、体が細すぎるのだ。 しかし、頭はとても大きく、歯も目立っている。 じっと見ていると、なんだか体のバランスに違和感も出てくるのが、気にかかる。

 これだから小菅川はやめられないのだ。 こんな大物が現われたからには・・・、この後いい感じの岩魚が出て、すぐに終了となる。 先行者の存在や川が混雑していたことも吹き飛んだ岩魚で、満足、大満足である。 小菅大好き!



あなたにおススメの記事
関連記事