短い時間でも、小菅川

tenkara1nen

2013年07月30日 22:45

 7月28日 昨日に続き、小菅川へ釣りに行った。 11時頃までの釣りである。

 今日は丹波川の支流、泉水谷に釣りに行こうと、車を走らせた。 奥多摩湖を横に見て走っていると、ガソリンが残り少ないことに気付き、思案する。 丹波山村のガソリンスタンドは1件あるが、価格のことが頭をよぎり、高低差の少ない道で行ける小菅にハンドルを切った。

 今日はなんだか準備ができていない。 ガソリンもそうだが、カメラ、それもいつも渓流で使うデジカメを忘れたのである。 壊れた?一眼レフをぶら下げて渓流に入るしかない。 気落ちしながらも、静かな林道に椅子を出して、ゆっくりと着替える。 雨上がりのためか、それにしても静かである。

 ゆっくり準備して川へ降りる。 渓流には、全く水がない。 水が残るのは、流れがカーブする場所だけで、しかも水は僅かである。 当然魚影が見えないところが殆どであるが、中には岩魚が顔を出すところもある。 そんな岩魚は注意深く、毛鉤をじっくり見た後は二度と出てこない。 この場所は釣りになるか?

 四箇所目は仕事道の木の橋の下である。 ゆっくり近付くと、水面に「チャプッ」とライズが見えた。 「いるいる」、と横投げで橋の下に振り込む。 思った通りに口を出し、しっかりと咥えてくれた。 サイズは20cmであるが、幅の広い山女で色もすこぶる良い。 それにしても山女の一発勝負は緊張感がある。

 あまりに水が少ないので、支流(谷)にも入る。 どちらかというと、谷のほうが水が多いように感じる。 振り込む先は殆どないが、僅かな広さの水面に放り込むと、落ちた瞬間に山女が出てくる。 暗い静かな水溜り(ような場所)に、毛鉤が落ちると岩魚が思いっきり飛び出してくる。 昨日と同じで、活性は良いようだ。 水はない!

 狭い、樹木が覆いかぶさるところへやってくると、流れがやっと見えるようになる。 しかし歩いていても、流れは浅く「チャプチャプ」というような音が出る深さである。 そんな場所でも、ところどころの小さな淵や少し深いところには、山女や岩魚が餌を待っている。 竿を振ったとたんに逃げられる場合もあるが、それでも反応は良い。

 小さな山女は怖いもの知らずである。 水面を滑らせた毛鉤を咥えたのは、10cmにも満たない山女であろう。 竿を立てた瞬間に後へ飛んでいき、そのまま流れに戻って行った。 私の毛鉤は大きいのであるが、この時期は食い気が旺盛で毛鉤の大きさは関係ないのである。

 この日の最も印象に残る場面は、上流側から大岩に向かう流れに振り込んだことである。 岩を巻いたので、いたとしても隠れてしまっただろうと思いながら、竿を振ったのである。 ラインが伸びきったところで「バシャッ」と水面が割れた。 竿は立てられず、ものすごいびくびく感が伝わった後に、姿も見えずに外れた。 油断していたのである。

 雨が降りそうな空模様である。 釣りはというと、堰堤下や出合いに毛鉤を落としても反応は悪い。 そしてとうとう、ポツリポツリと雨が降り出した。 堰堤は越えずに駐車場へ上がった。 車まで雨は気にならない程度で幸運である。 今日はほぼ同数の山女と岩魚に出会えて、こっちも幸運であった。



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