食事中の猿たち
猿の群れを見た。 みんな食事に熱中しており、杖が届くほど近付いても逃げなかった。
足が云うことを聞かなくなってきているので、標で休んでいた。 すると斜面を歩く猿を見つけて。何をするのかとみていると、木に登りバキバキと音がするほど揺さぶり始めた。 何が気に食わないのか、何に怒っているのか、そんなことを考えてしまう光景である。
ずいぶん遠いが取りあえずカメラを向けたあと、進むべき路を見ると、黒い塊がたくさん見えた。 何だろうかとゆっくり歩きながら見ていると、背中を丸めて食事中の猿だと分かる。 中に真っ赤な顔をこっちに向けている雌猿がいた。 こんなにも赤いのは何か理由があるのか?
猿は山栗を食べているように見えるのだが、イガイガは気にならないのだろうか。 ハッキリとは分からないが、登山道近くの猿などは私が近づいても逃げないので、相当に美味しものを食べていているのである。 気付いたことは、それがみんな雌のようなのだ。 これにも理由があるはずなのだが。
登山道を行くには、猿に1m位まで近づかないといけない。 杖を振りながら追い払おうとするもなかなか逃げない。 仕方がないので進めば、猿も仕方がないと思ったか、「譲ってやるよ」とゆっくり移動した。 しかし、1mほどしか動かないので近くを通過することには変わりない。 その間じっと見られてしまう。
山を諦めて戻ってくると、まだ猿たちはいて、面白いことに茸採りと一緒であった。 茸採りは、猿たちが逃げないのだと言う。 一緒に同じような動作をしている写真を撮っておけばよかった。 猿の写真はたくさん撮ったのに~
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