都県境の猿
猿が三匹狭い道、都県境にいた。 一旦通過して広い路肩に停めて、窓から覗いていた。
国道、と云っても6mもない幅で、路肩もなく所々に出っ張りがあるだけである。 そこに猿が三匹出ていたので、速度を落して避けて通過する。 先にあった出っ張りに車を停めて後ろを見ると、一匹だけ国道に残り、こっちを見ていた。 窓を開けて、顔を出して見る。
フィットが通過しても一匹だけは国道に残っている。 何をしているのかと見ていると、赤い実を掴んで口に持っていく。 全身をよく見たくて身を乗り出したときに逃げられる。 深山橋から小菅村までの山を縄張りにしているのか、都県境を縄張りに活動しているのであろう。
それにしても、フィットが通過しても逃げなかったのに、私が顔を出しただけで逃げるとは? 車よりも人間が怖いのだ! 世界で一番怖いのは人間なのだから当然か!
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