この岩魚が釣れない
岩魚が見えている。 いくら毛鉤を落しても咥えない。 そして逃げられる。
有望な淵にやってきたので、岩魚に逃げられないように顔をそっと出して、手前から奥まで舐めまわす。 手前に一匹、奥の石のところに一匹が見えた。
手前の一匹は、すぐに逃げたので、奥の岩魚は逃がしてなるものかと、慎重に毛鉤を落す。 ピクッと顔を動かしたが、向かってはこない。 二度目はピクリともしない。
ならば毛鉤を浮かしてみようと、十分に乾かして、さらに慎重に毛鉤を投げ込む。 浮いた毛鉤は、ラインに引きずられるように水面を動いていく。 遠いのである。
動いた。 不自然に動く毛鉤に向かってきた。 ・・・ しかし咥えない。 どうしようもなくて、ピッピと毛鉤を動かすと、驚いて逃げて行ってしまった。
もうこの時期は、動く虫は駄目なのか? 残念!
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