山の貝殻
貝殻と云えば、コバルトブルーの海につながる白い砂浜を散歩していて見つけるものである。 そこには物語があり、まず一人ではない。 山を歩いていて、貝殻を見つけるのはほとんどあり得ないのが、私の経験である。 でんでんむしの死骸などは見たことがあっても、大きな貝殻は見たことがない。
釣りが終了し、山道で下っていたときのことである。 足元に注意しながら歩いていると、真っ白な貝殻を見てしまった。 でんでんむしにしては大きすぎる、マイマイと云う大きなでんでんむしもいるとは聞いているが、見たことはない。 貝殻は薄いので、海の貝とは思えず、やはりでんでんむしの種類に違いない。
今までこの路はずいぶん通ったのに、見たのは初めてなのである。 ここに生息するのか、鳥が運んだものか、はたまた人が食べたもの(食べ物には見えないが)か、あれこれ考えるのは楽しい。 やはり、何とかマイマイと云うのであろう。(シモダマイマイに似ているが・・・)
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