鶴の湯温泉(源泉)

tenkara1nen

2011年02月28日 22:50

久しぶりに奥多摩の鶴の湯温泉源泉に立ち寄ろました。
溜めていたもので2月12日に撮ったものです。
 奥多摩には温泉が二つあります。
 一つは、竹下元首相の頃、政府がばら撒いた1億円で、掘削された「奥多摩温泉 もえぎの湯」です。 全国に温泉掘削ブームを起こし、ご多分に漏れず私の住む町の周りにも、新しい温泉がたくさんできました。 残念なのは、私の住む町には「温泉がない」ということです。
 もう一つは、古くからあると思われ、ダム湖に沈んだ「鶴の湯温泉」です。 案内を見ると「シカの湯、ムシの湯、ツルの湯」と三つの温泉(泉源)があったようで、温泉名にみんな生き物の名前が付いていると云うところが、古の人々が自然と共に暮らしていたことが伺えます。 残念なことに、まだ湯船に浸かったことはありません。
 ペットボトルやポリタンクに汲んでいる人たちがよくいますので、飲めるのかもしれません。 以下に由来を載せておきます。
鶴の湯温泉由来(利用者組合より) 鶴の湯温泉は、南北朝時代の延文年間(1356~61)頃から、利用され始めており、江戸時代には武州多摩郡原村温泉として、多摩川沿いの旧青梅街道わきにあって、伊豆方面にくらべ江戸に近いところから、多くの来遊客で賑わい、湖底に沈むまで、湯治場として600年の長い間、栄えてきました。 その昔、弓矢で射られて傷ついた一羽の鶴が、崖から湧出する温泉に身を浸して、傷を癒し、元気に飛び去ったのを見て、初めてその効験を知り、人々が浴する様になり「鶴の湯」と呼ばれるようになったと、伝えられています。 平成3年、小河内ダム建設によって水没した、「シカの湯、ムシの湯、ツルの湯」の三つの源泉を合流して、湖底からポンプで汲み上げて、「鶴の湯温泉」として復活いたしました。 現在は、奥多摩湖周辺の旅館、民宿及び販売所にタンクローリーで毎日、配湯されています。 アルカリ性単純硫黄温泉で、かすかに「タマゴ」の香りがする、お肌にツルツルの美人の湯です。ほとんど無色透明で、諸病に効くことで名湯として、評判の温泉です。

 この場所にはバス停があります。 それも「女の湯」という名前です。 もしかしたら、この場所は共同浴場などがあった所かもしれないし、女性に有効な泉質の温泉という意味かもしれないですね。 女の湯という場所があるのなら、どこかに男の湯があるかもしれません。 今度調査でもしてみますか?(冗談ですよ)
 現在ここは、稀にいる山歩きする人の登山口になっているようで、その路をちょっと歩いてみました。 ただ、残雪があるときは危ないので、やめたほうが良いでしょう。
 


あなたにおススメの記事
関連記事