たった一羽のカケス
釣りの時に野鳥を見るのは楽しみの一つである。 最初は気付かなかったたった一匹のカケスである。
開けた場所で竿を振っている(⇒)ときに、目の片隅で何かが動いたのが分かり、素早く顔を向ける。 芽吹きが近い林の高いところから落ちくるものがあったのだが、落ちているのではなく飛び下りている野鳥であった。 それを見たときにはわからなかったが、逃げずにずっとそこにいるので見ていると、カケスだと分かった。
カケスは群れていることが多いのだが、この時はたった一羽で、辺りに鳴き声も姿もなかった。 飛び去るときでさえ辺りは静かで、この一羽しか見えない。 これは一体どういうことか。 そうか、春なのだ! 不思議なことはすべて「春」で片を付けようとするのは良くないが、きっと正しいだろう。
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