初めて見たコノハズク
山の中で釣りをしていると、いろいろな動物(野鳥)に出合う。 この日は、目の前で乱闘しているコノハズクを見た。 小菅川である。
小菅川での釣りは、釣りにあらず。 小菅川では、川にいること、森に浸ること、時には斜面の上り下りをして、釣竿を時々出す。 しかし、この「時々」というのを「頻繁に」忘れてしまうのは、状況がよいと熱中してしまうからである。 この日は、忘れなかったので、たらたらで川原を歩いていた。 すると目の前に二羽の野鳥が、激しく絡み合いながら落ちてきた。 ええっ、何?、どうした? 落ちたところを見ていると、二羽が勢いよく私めがけて飛んできて、そのまま仕事道の張り付く岩壁にぶつかった。 まだなんだか分からない。
一羽が岩場でもがいている。 もう一羽は、私のほうへ飛んできて、目の前の木に留まった。 フクロウである。 まだ、カメラの準備ができていないので、まずは普通のレンズで数枚写し、その後望遠ズームに変更して観察を続ける。 残念ながら、岩場で羽を広げてもがいていたフクロウは、下流へ飛んでいった。 目の前にいたフクロウは、岩場のほうへ飛んでいった。 残念と思いながらも、ちょっとだけ追った。
じわじわと場所を移動しながら、少しづつ距離を詰めていくと、フクロウに耳が現れ始めた。 そうか、フクロウではなくミミズクである。 自然の中で始めてみるミミズクなので、飛んでいる姿、争っている姿を写したかった。 やっぱり驚きが先に来てしまうと、動きが止まってしまい、カメラを出すのが遅れてしまうのである。 自宅でこのミミズクの名前を調べてみると、コノハズクにたどり着いた。 オオコノハズクかもしれないところであるが、結構小さく感じたので、コノハズクとする。
やっぱり小菅の森、流れはいいものである。 こんな野鳥がいるとは思わなかった。 これだから小菅村は好きなんだ! まだ見たことはあっても写真に撮れなかった動物もいるし、まだまだ沢山の見ていない動物もいるに違いなく、改めて「これからも通うぞ!」と鼻息も荒くなる。 えぇ~(女房の声)
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