危険な暑さの蝶
このところテレビは危険な暑さ、熱中症に注意、水と塩分を、年寄りは暑さを感じ難いので注意、と喧しい。 そんな中で蝶やトンボを追いかけ回して、頭が痛くなりどっと疲れが出てしまった。 テレビの言うことも少しは聞かないといけない、と思った里山民家近辺の蝶たちである。
<キマダラヒカゲ>
キマダラヒカゲのような蝶がチラチラ飛んでいる。 立ち止まって見ていると葉っぱに止まり、キマダラヒカゲに確定である。 ただ、山で見るものとは違い、黄色が薄く全体的に白っぽく見える。 これはきっとサトキマダラヒカゲである。 こんなに暑い狭山丘陵にもいるのだ。
<コミスジ>
池の近くをス~と飛ぶ白黒の蝶、コミスジを見た。 しかし、翅の模様がはっきり見えないし、だいぶ小さく見えるのでしっかり見てみたいと思う。 もう少し飛べ! ん~やっぱり見えない。 自由に動き回れない池が近い場所を恨むしかない。 幅広い環境に順応して暮らしていることが再確認できた。
<キタテハ>
最近はなかなか見ないキタテハを見た。 あまり調子よくないようで、葉っぱにしがみ付いて歩いている。 橙色も薄いように見えるのが、調子が悪い証拠なのだ。 もしかしたら、熱中症なのか! 、あぁ、きっと卵を産み付ける場所を値踏みしているのだ。 鱒かどうかも分からないのだが、そうかもしれない。
<キアゲハ>
キアゲハ最近二度見たが、ずっと動いているのでなかなか写せなかったが、やっと一瞬止まったところを見られた。 ちゃんと見ないと分からないが、ナミアゲハかもしれない。 だがしかし、これはきっとキアゲハである。 もっとしっかり見たいよ~
<イチモンジセセリ>
この時期イチモンジセセリは数が少なくて、飛んでいるのにただ黒く見えるだけで、見分けられないことが多い。 たまたま近くに止まり、たまたまカメラが動いたので、一枚だけ写すことができた。 しかし、三角の翅の模様が分からないので、想像でイチモンジセセリとする。 だんだん増えてくるので慌てることはない。
<ベニシジミ>
背丈の低い草地に咲く花にベニシジミがやってきた。 翅裏はベニシジミであるが、翅表は夏の模様で黒っぽい。 花は白が好みのようで、一つの花に結構時間をかけて丁寧に蜜を吸っていく。 花の名前も知りたいところだが、ちゃんと意識していなかったので、今回は諦める。
<ツマグロヒョウモン>
暖かくなってから寒くなるまで何度も生まれるツマグロヒョウモンは、タテハの中ではとても珍しいが、たまには他の豹紋も見たいところである。 大型なる故に飛んでいる姿を止めたいと思っているが、そう易々とは写させてはくれない。 でも、そのうち雌雄が絡み合う姿を見ることになるので、その時頑張ろう。
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