アカゲラと思ったらアオゲラ

tenkara1nen

2024年01月29日 18:00

 狭い範囲にアオゲラが三羽もいた。 驚きである。

 あぁっ アカゲラだ!
 アカゲラが飛んできた~

 走って(歩いているのだが)近付き、しっかり見ようと探す。 あれ~ アオゲラだ! 飛んでいった姿、幹に止まった一瞬がアカゲラに見えたのだ。 色は白く、緑色が見えず、頭の赤い羽が大きく見えたからに違いない。 ワクワクドキドキした心は一瞬にして静まった。



 色が薄いのは若いからではないかと思いながら、見る角度を変えて見ていると、背中側からもう一羽アオゲラが飛んできた。 このアオゲラはいつも見るもので、いかにもアオゲラらしかった。 そして止まったのが、先のアオゲラと同じ木である。 すると、先のアオゲラは大慌てして(そう見えた)、木の上へ向かっていく。



 雑木林は広いものではないので、二羽が過ごすには狭いと思うのだが、この木に何かあるのかもしれない。 そういえば、先日アオゲラを見たときも同じ木であった。 この木に巣があるのじゃないかと考え直して、上から下まで探したが、洞ができるほど太い木ではない。 では、いったいなんだろう。

 一本の木で長い時間を使って、やっと用事を思い出す。 雑木林の出口に向かうと、オナガの群れの中にアオゲラが見えた。 そしてまた時間を使ってしまい、自転車を押した夫人にいぶかしげに問われてしまった。 この狭い林は人にもアオゲラにも必要な場所だと感じて、用事先へ向かう。


あなたにおススメの記事
関連記事